個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】MALICE MIZER/au revoir

投稿日:2018年6月26日 更新日:

今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。

音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そんなV系バンドの中でも”魅せ方”という点で特に異端な存在を放っていたのが『MALICE MIZER』。度重なるメンバー入れ替えの末、2001年に活動を休止しました。

今回は『au revoir』の個別楽曲レビューです。

※『MALICE MIZER』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/MALICE MIZER

tree

『au revoir』の全体概要

基本情報

アーティストMALICE MIZER
曲名au revoir
演奏時間4:52
作詞Gackt.C
作曲Mana
編曲MALICE MIZER & 島田陽平

メジャー2ndシングル。

曲名の読み方は”オ・ルヴォワール”。フランス語で”さようなら”の意味。

『au revoir』収録アルバム

アルバム名トラック#
merveilles7
La Collection des Singles3
La Meilleur Selection de MALICE MIZER12

オリジナルアルバム『merveilles』の7曲目に収録。

また、ファン投票によって選曲されたベストアルバム『La Meilleur Selection de MALICE MIZER』にも収録されています。

※『au revoir』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

ピアノとストリングスを中心に構成した、欧州の香り漂う『MALICE MIZER』らしい1曲、『au revoir』。

クラシックっぽい楽器が使われていますが、ドラムはけっこう激しめでテンポも速め。『MALICE MIZER』なりに解釈した”クラシックとロックの融合”的な楽曲と言えるかもしれません。

野蛮さの無い、お上品なクラシックロックです。

1stシングル『ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜』と同じくリーダーのMana様が作曲を担当しています。

『ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜』はポップスの枠をはみ出るほどにカオス個性的な楽曲でしたが、本作『au revoir』はかなり王道な構成

Aメロ、Bメロ、サビが存在して、ちゃんとサビに向かうにつれて盛り上がっていきます。

アルバム『merveilles』の7曲目収録ですが、丁度いいポジションですよね。

序盤から『MALICE MIZER』の個性的な楽曲が連続する中、ちょっと一息のつける聴きやすい楽曲が7曲目で登場するので、より一層『au revoir』の王道さが際立ちます。

『au revoir』収録アルバムレビューリンク

※『MALICE MIZER』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/MALICE MIZER

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】ポケットビスケッツ/Overture-Millennium-

テレビのバラエティー番組から生まれた音楽ユニット『ポケットビスケッツ』。 メンバーはウッチャンナンチャンの内村光良、千秋、キャイーンのウド鈴木の3人構成。『ポケットビスケッツ』はかなり昔に活動休止して …

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/forbidden lover

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/PROLOGUE (〜WORLD ANTHEM)

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/bye-bye 999

ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』 注目のされ方 …

【個別楽曲レビュー】the brilliant green/CAN’T STOP CRYIN’

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!! UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二! 元々3人組のバンド …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。