日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『THE NEPENTHES』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『THE NEPENTHES』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | THE NEPENTHES |
演奏時間 | 3:26 |
作詞 | hyde |
作曲 | ken |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
アルバム『REAL』収録曲の中で最も演奏時間の短い作品。
曲名に「NEPENTHES」という見慣れない単語がついていますが、こちら、ウツボカズラという食虫植物を意味する言葉です(本記事の冒頭に貼ってある画像がウツボカズラです)。
『THE NEPENTHES』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
REAL | 2 |
オリジナルアルバム『REAL』の2曲目に収録。
※『THE NEPENTHES』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
これまでの『L’Arc〜en〜Ciel』の楽曲の中でも相当激しい部類に入るであろう楽曲、『THE NEPENTHES』。
丸太並みの腕を持つスキンヘッドの白人が演奏しているんじゃないかというくらい、ギターとベースの音の迫力がすごいです(ギターもベースもアンプで音量を操作できるので、演奏者の腕力と楽器の音量が比例するわけではないのですが 笑)。
そうかと思うと、サビでは女性ボイスによる官能的なハモリも入ってきます。hydeの特徴的なボーカルとも相まってかなり強烈で印象的なサビです。
一方で、こういった要素は”触れたら壊れてしまいそう”という繊細な初期ラルクのイメージとは全く異なる音像とも言えます。
それが理由かはわかりませんが、本作『THE NEPENTHES』は数あるベストアルバムのいずれにも未収録。
上述の通り、いつものラルクとは異なる雰囲気のハードなアレンジがけっこうかっこよくて好きな楽曲なんですけどね。
そして、そんなハードな弦楽器の音の中、いつも通りの軽快なyukihiroのドラムにラルクらしさを感じられるところも素敵。yukihiroのスネアの音ってラルクらしさの大事な部分を担っていたんだということに気づかされます。
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『THE NEPENTHES』収録アルバムレビューリンク
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