日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は、『L’Arc〜en〜Ciel』のオリジナルアルバム『REAL』のレビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『REAL』の全体概要
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
アルバム名 | REAL |
発売日 | 2000/8/30 |
収録曲数 | 11 |
演奏時間 | 54:16 |
メジャーデビュー後7thアルバム。
『L’Arc〜en〜Ciel』のオリジナルアルバムとしては今のところ最後のミリオンヒット作品です(売上枚数は約110万枚)。
演奏時間はトータルで54:16。東海道線で、東京・茅ヶ崎間くらいの時間です。
レビュー
『REAL』の収録曲別お気に入り度
各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。
# | 曲名 | お気に入り度 | |
1 | get out from the shell -asian version- | ★★★★★ | 5 |
2 | THE NEPENTHES | ★★★★★ | 5 |
3 | NEO UNIVERSE | ★★★★★ | 5 |
4 | bravery | ★★★★☆ | 4 |
5 | LOVE FLIES | ★★★★☆ | 4 |
6 | finale | ★★★★☆ | 4 |
7 | STAY AWAY | ★★★★☆ | 4 |
8 | ROUTE 666 | ★★★★☆ | 4 |
9 | TIME SLIP | ★★★☆☆ | 3 |
10 | a silent letter | ★★★☆☆ | 3 |
11 | ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE | ★★★★☆ | 4 |
どちらかと言うと序盤の勢いが好み。
本作『REAL』を聴く際、#1 『get out from the shell』から聴き始めて#9『TIME SLIP』辺りで聴くのを止めてしまうことが多い気がします。
※『REAL』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。
『REAL』全体の感想
これまでの作品と異なり、デジタルと骨太ロックを融合させたサウンドが特徴的なアルバム、『REAL』。感想を一言でいうと、なんか洋楽っぽい。
とは言え、その洋楽っぽいかっこよさ故に、けっこう勢いで聴いてしまえる作品でもあります
。特に序盤のデジタル(#1 『get out from the shell』)→ロック(#2 『THE NEPENTHES』)→デジタル(#3 『NEO UNIVERSE』)の流れは大好き。
そのまま勢いに乗って#8 『ROUTE 666』くらいまではサクッと聴けてしまうくらいにかっこいいアルバムなのですが、#9 『TIME SLIP』辺りでちょっとテンションダウンを感じます。
#9 『TIME SLIP』が決してイマイチな楽曲というわけでは無いんですけどね。アルバム『REAL』にどっぷり没頭していた中で、急にハッと我に返ってしまうタイミングが丁度#9 『TIME SLIP』辺りにやってくると言いますか。
そんなわけで、#9以降の楽曲の印象が正直私の中でちょっと薄いです。
いずれにせよ、今までの”幻想的”なラルクとは異なる、より“現実的(REAL)”なラルクが目覚め始めた1枚が本作『REAL』です。そういう意味では、このアルバムが『L’Arc〜en〜Ciel』というバンドにとって一つのターニングポイントになった作品なのではないかなと思います(上手いこと言って締めたつもり)。
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『REAL』収録曲の個別楽曲レビューリンク
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