ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。
ヴィジュアル系にカテゴライズされるイメージがありますが、その音楽性はアルバムをリリースする度にガラッと変わっており、一つのジャンルで括ることはなかなかに難しいバンドです。
今回は、『黒夢』の楽曲、『KNEES TO BREAK』のレビューです。
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『KNEES TO BREAK』の全体概要
基本情報
アーティスト | 黒夢 |
曲名 | KNEES TO BREAK |
演奏時間 | 2:32 |
作詞 | 清春 |
作曲 | 人時 |
編曲 | 黒夢 |
『KNEES TO BREAK』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
CORKSCREW | 13 |
メジャー6thアルバム『CORKSCREW』の13曲目に収録。
※『KNEES TO BREAK』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
パンクな楽曲が多数収録されたアルバム『CORKSCREW』において、#7 『TELL』と同じく数少ないミディアムテンポに仕上げられた楽曲『KNEES TO BREAK』。
ミディアムテンポとは言え、演奏時間は2分半程度という短さ。
13曲目(アルバム『CORKSCREW』の最終トラック一つ前)で長尺でミディアムテンポな楽曲が登場してしまうと、アルバムの勢いが削がれてしまう恐れがありますからね。
サクッと終わるミディアムテンポな『KNEES TO BREAK』を最終トラック直前に配置することで、一度膝を折り曲げ、最後に大きくジャンプするためのパワーを溜めているような感じがします。
本作『KNEES TO BREAK』、歌詞の内容は相変わらず攻撃的です。
今回の攻撃対象は“スキャンダルを追いかけるパパラッチ”でしょうかね。歌い出しにて早速「YELLOW PAPER」と歌っていることからも、間違いないかと思います。
ちなみに、今回この楽曲の記事を書くにあたり、本作『KNEES TO BREAK』の歌詞検索をしてみて初めて歌い出しが「YELLOW PAPER」だということを知りました。ずっと“野郎ベイベー”と聴こえていたんですよね 笑。
「YELLOW PAPER」と歌っていることを理解した上で再度聴いてみましたが、「PAPER」部分が”ベイベー”と聴こえていたのは私の耳が悪かったなと思います。しっかり「P」の破裂音が聴こえますもんね。「PAPER」と聴こえるかは多少怪しい部分はありますが、”ベイベー”はさすがに無いです。
…しかし、「YELLOW」のところは…やっぱり“野郎”と歌ってませんか!? 笑。
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