日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。
YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。
2007年の再結成とその後の新たな飛躍を天国のHIDEも喜んで見守ってくれていると信じています。
今回は、『X JAPAN』の楽曲、『GIVE ME THE PLEASURE』のレビューです。
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN
目次
『GIVE ME THE PLEASURE』の全体概要
基本情報
アーティスト | X JAPAN |
曲名 | GIVE ME THE PLEASURE |
演奏時間 | 2:57 |
作詞 | YOSHIKI |
作曲 | TAIJI & HIDE |
編曲 | X |
『GIVE ME THE PLEASURE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Vanishing Vision | 5 |
インディーズアルバム『Vanishing Vision』の5曲目に収録。
※『GIVE ME THE PLEASURE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
作詞はYOSHIKIとのクレジットがありますが、Toshlが歌うパートはありません。おじさんの叫び声や語りが聴こえてきますが、実質インスト楽曲と思って聴くのがよろしいかと思います。
本作『GIVE ME THE PLEASURE』はTAIJI & HIDEのコンビによる作曲ですが、この組み合わせの楽曲はアルバム『BLUE BLOOD』収録曲の『XCLAMATION』でも聴くことができます。
『XCLAMATION』もそうですが、『GIVE ME THE PLEASURE』はTAIJIのスラップがかっこいいですね。オープニングからビンビンバシバシとTAIJIのテクニカルなスラップ奏法を堪能できます。
実質インスト楽曲の本作『GIVE ME THE PLEASURE』ですが、もっと言えば、”TAIJIのソロタイム的な位置づけの楽曲”と捉えても間違いないかもしれませんね。
改めて振り返ってみると、TAIJIは作曲面でも演奏面でも当時のXの大きな柱となっていたことがわかります。1991年にXを脱退したものの、2010年のワールドツアーでは『X JAPAN』との共演を果たしていますので、X+TAIJIによる新たな展開が楽しみでした。
しかし、TAIJIは2011年に亡くなられてしまい、XとTAIJIの共演は二度と実現しないことに…。
TAIJI在籍時のXの楽曲を聴き直してみると、この事実には悔しい思いがしてなりません。
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『GIVE ME THE PLEASURE』収録アルバムレビューリンク
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