『the brilliant green』はもっと評価されるべき!!
UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二です!
そんな『the brilliant green』のメンバ構成は女性ボーカルとベースの2人組となっています。元々は3人組でしたが、2010年にギターが脱退して今の形になりました。
今回は、『the brilliant green』の個別楽曲、『CALL MY NAME』のレビューです。
※『the brilliant green』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/the brilliant green
『CALL MY NAME』の全体概要
基本情報
アーティスト | the brilliant green |
曲名 | CALL MY NAME |
演奏時間 | 5:14 |
作詞 | 川瀬智子 |
作曲 | 奥田俊作 |
編曲 | the brilliant green |
8thシングル。アルバム『TERRA2001』からのシングルカット。
全部大文字の英語タイトルは『the brilliant green』のシングルの中では初です。
『CALL MY NAME』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
TERRA2001 | 4 |
complete single collection ’97-’08 | 8 |
2ndアルバム『TERRA2001』の4曲目に収録。
なお、『TERRA2001』に収録されているほうは”ENGLISH VERSION”、『complete single collection ’97-’08』に収録されているほうは”JAPANESE VERSION”という副タイトルが付いています。それぞれ、日本語詞か英語詞かの違いです。
※『CALL MY NAME』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
…弾けてます!!
今までクールだった『the brilliant green』が、この『CALL MY NAME』で弾けちゃっています…!
思えば、一つ前のシングルも『愛の(ハートマーク)愛の星』で、曲名にハートマークなんて入れてましたもんね。この頃から新しい方向性の開拓を始めていたのかもしれません。。。
オルガン風の音色で奏でるイントロのメロディは、これまでの『the brilliant green』らしくない、サイケな印象を与えます。
“能天気”という言葉ではちょっと違う、例えるなら、大人しかったクラスメートがV系バンドのライブで絶叫しているのを見かけてしまったような、危なくて不健康なイントロです。
…新境地!
UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルは健在ですが、ボーカルのアンニュイ感がサイケな危なっかしさを中和しているような、メルヘン感がサイケな雰囲気をより強調しているようなで本作『CALL MY NAME』という曲をより複雑怪奇なものに仕上げてしまっています。
ただ、聴けば聴くほど、これはこれでかっこいいんじゃないかと思えてしまえます。
恐るべし、『the brilliant green』!
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『CALL MY NAME』収録アルバムレビューリンク
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