『the brilliant green』はもっと評価されるべき!!
UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二です!
そんな『the brilliant green』のメンバ構成は女性ボーカルとベースの2人組となっています。元々は3人組でしたが、2010年にギターが脱退して今の形になりました。
今回は、『the brilliant green』のシングルコレクションアルバム、『complete single collection ’97-’08』の16曲目、『Enemy』の個別楽曲レビューです。
※『the brilliant green』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/the brilliant green
『Enemy』の全体概要
基本情報
アーティスト | the brilliant green |
曲名 | Enemy |
演奏時間 | 4:58 |
作詞 | 川瀬智子 |
作曲 | 奥田俊作 |
編曲 | the brilliant green |
16thシングル。
『Enemy』…ずばり”敵”という意味です。
『the brilliant green』が1英単語をシングルの曲名に持ってくるのはこれが初めてです。
『Enemy』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
complete single collection ’97-’08 | 16 |
オリジナルアルバム未収録。
※『Enemy』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
前作『Stand by me』に引き続き、『the brilliant green』の集大成といえる1曲が本作『Enemy』。
イントロ一発目から、名作『冷たい花』を彷彿とさせる鳴きのギターが聴けます!
久しぶりにスローテンポで気怠いアンニュイな雰囲気が全体的に立ち込めています。
こういった曲は普通なら退屈で聴いていられないのですが、『the brilliant green』の魔法でかっこよく仕上がっています。『the brilliant green』の魅力はこれですよね!
『冷たい花』に代表される『the brilliant green』黄金期の楽興と本作『Enemy』との違いは、サビまでの持って行き方ではないでしょうか。
サビに至るまでの楽器の増やし方やハモリの付け方なんかが、黄金期以降、特に『Hello Another Way -それぞれの場所-』以降で見られた方法を踏襲しているように感じます。
これが本作『Enemy』を『the brilliant green』の集大成と(勝手に)呼んでる理由です。
とにかく、途中で路線変更したことをきっかけに『the brilliant green』から離れてしまった人には是非聴いてみてほしい1曲です!
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『Enemy』収録アルバムレビューリンク
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