『the brilliant green』はもっと評価されるべき!!
UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二です!
そんな『the brilliant green』のメンバ構成は女性ボーカルとベースの2人組となっています。元々は3人組でしたが、2010年にギターが脱退して今の形になりました。
今回は、『the brilliant green』のシングルコレクションアルバム、『complete single collection ’97-’08』の15曲目、『Stand by me』の個別楽曲レビューです。
※『the brilliant green』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/the brilliant green
『Stand by me』の全体概要
基本情報
アーティスト | the brilliant green |
曲名 | Stand by me |
演奏時間 | 3:41 |
作詞 | 川瀬智子 |
作曲 | 奥田俊作 |
編曲 | the brilliant green |
15thシングル。
バンド名と同名の1stアルバム『the brilliant green』に『Stand by』という似た名前の曲がありますが、この曲とは全くの別物です。
『Stand by me』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
complete single collection ’97-’08 | 15 |
オリジナルアルバム未収録。
※『Stand by me』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『Stand by me』、『the brilliant green』の集大成といえる1曲ではないでしょうか。
歪んだギターとアコースティックギターの組み合わせ、サビを盛り上げるために工夫されたAメロとBメロ、そしてストリングスを使ったサビの構成など、今までの曲で使われた手法が盛り込まれています。
それでいて、演奏時間は3分台と、コンパクトにまとめてあります。
本作『Stand by me』、なんといってもメロディーが秀逸です。
サビの頭で長く伸ばす歌メロが入った後、2小節目から3小節目にタンタンタンと下降するメロディーが登場します。ここが最高です!グッときます!
サビ頭の長く伸ばすメロディーでは、曲名を歌詞に載せて”サビが来たよ!”ってことを印象付けながら、川瀬智子のメルヘンコーラスボイスで『the brilliant green』らしさを引き立てます。
その直後に現れる下降メロディーでコーラスが外れますが、さっきまでのコーラスがパタッと消えることでアンニュイな感じが出て、下降メロディーの良さを際立たせます。
胸キュンです!!
本作『Stand by me』は『the brilliant green』の武器の一つであるUKロック風サウンドが聴ける曲ではなく、むしろJ-POP風な売れ線寄りの曲かもしれません。
しかし、コンパクトな世界に切なさをズンズン感じられる素敵な1曲です。
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『Stand by me』収録アルバムレビューリンク
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