ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。
『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。
シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!
今回は、『B’z』の個別楽曲、『Calling』のレビューです。
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z
『Calling』の全体概要
基本情報
アーティスト | B’z |
曲名 | Calling |
演奏時間 | 5:56 |
作詞 | 稲葉浩志 |
作曲 | 松本孝弘 |
編曲 | 松本孝弘 & 稲葉浩志 & 徳永暁人 &池田大介 |
22thシングルのA面曲。
売上枚数は約100万枚。ギリギリのミリオンヒット認定作品。
『Calling』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SURVIVE | 12 |
B’z The Best “Pleasure” | 13 |
The Ballads 〜Love & B’z〜 | 5 |
B’z The Best “ULTRA Pleasure” (The First RUN) | 14 |
B’z The Best XXV 1988-1998 (DISC2) | 9 |
オリジナルアルバム『SURVIVE』の12曲目に収録。本作『Calling』がアルバム『SURVIVE』の最終トラックになります。
※『Calling』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
サンドイッチ構成が印象的な楽曲、『Calling』。
バラードベスト『The Ballads 〜Love & B’z〜』に収録されている通り、ピアノを中心としたバラード部分がメインですが、オープニングとエンディングに曲調が全く異なるロックなパートが配置されています。
バラード部分を”具”、ロック部分を”パン”に見立て、バラード部分(具)をロック部分(パン)で挟んでいるので”サンドウィッチ構成”というわけですね。
メインのバラード部分はAメロ、Bメロ、サビが存在し、一つの楽曲として成り立っています。一方、ロック部分は歌メロが一つで、ボーカルとギターの掛け合いを繰り返すという作り。
ロック部分はそのまま全てがサビっぽいので、本作『Calling』には2種類のサビが存在していることになります。一粒で二度おいしい楽曲と捉えてもいいかもしれません。
本作『Calling』、楽曲のテーマは”離れていてもつながっている”というところでしょうか。
ですので曲名の『Calling』は“呼び声”などと解釈するのが正しいのかな。『Calling』という文字列を見ると”電話”を連想してしまいますが、”電話”がテーマの楽曲ではないはずです。
ただ、本作『Calling』がリリースされた1997年当時、”離れていてもつながっている”ことを確認するツールと言えば”電話”が一般的な時代でしたので、『Calling』=”電話”という解釈が全くの的外れというわけでもないように思います。
『Calling』収録アルバムレビューリンク
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