J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
これが日本人の心に響かないわけがない!
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『Face the change』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『Face the change』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | Face the change |
演奏時間 | 4:21 |
作詞 | 五十嵐充 |
作曲 | 五十嵐充 |
編曲 | 五十嵐充 |
7thシングル。2000年に『Every Little Thing』を脱退した五十嵐充が作詞・作曲・編曲を担当。
『Face the change』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Time to Destination | 3 |
Every Best Single +3 | 8 |
Every Best Single 〜COMPLETE〜 (Disc 1) | 8 |
Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜 (Disc 1) | 8 |
オリジナルアルバム『Time to Destination』の3曲目に”Album Mix”で収録。
※『Face the change』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『Face the change』という曲名、「Face」=”顔”、「change」=”変える”という単語の印象から、”顔を変える”なんて意味に捉えてしまいそうです(そんなわけないか)。
この曲名、正しくは“変化に向き合え”という意味でしょうかね。
「Face」は”直面する”、”向き合う”といった動詞的な意味で使われており、この「Face」という動詞の目的語にあたるのが「the change」部分です。「change」には”変化”という名詞的な意味があります。なので、『Face the change』=”変化に向き合え”と捉えるのが正しいでしょう。
本作『Face the change』、初期ELTのシングル楽曲の中では割とバンドサウンドが強めなアレンジになっている印象です。
もちろん、従来通りシンセがバンバン鳴ってはいますが、歌と歌の合間のちょっとした空白はギターサウンドで埋められており、ミックス次第ではロックバンドの楽曲のような仕上がりになっても不思議ではないです。
個人的には前作の『Shapes Of Love』や前々作の『出逢った頃のように』の方が、初期ELTらしいJ-POP感満載で好きなのですが、売り上げ枚数的には本作『Face the change』が結果を出しているようです。
Amazonで試聴できます。
『Face the change』収録アルバムレビューリンク
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing