2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。
女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。
丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET CROW』の魅力です。某名探偵アニメに採用された曲以外にも素敵な曲がたくさんありますよ!
今回は、アルバム『first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜』の10曲目、『flying』のレビューです。
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW
『flying』の全体概要
基本情報
アーティスト | GARNET CROW |
曲名 | flying |
演奏時間 | 4:31 |
作詞 | AZUKI七 |
作曲 | 中村由利 |
編曲 | 古井弘人 |
6thシングル。
珍しく、某名探偵アニメではなく、ゲームソフトのタイアップがついた曲。
『flying』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜 | 10 |
Best (Disc 1) | 8 |
THE BEST History of GARNET CROW at the crest… (Disc 1) | 6 |
THE ONE 〜ALL SINGLES BEST〜 (Disc 1) | 6 |
GARNET CROW REQUEST BEST (DISC 2) | 6 |
オリジナルアルバム『first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜』の10曲目に収録。
様々なベストアルバムにも顔を出しています。
※『flying』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『GARNET CROW』の持つかっこよさを研ぎ澄ませたような曲。間違いなく、『GARNET CROW』の歴史を語る上で外せない1曲でしょう!
『flying』、”飛翔”という意味の曲名がついていますが、聴いた印象は“flooting”、”浮遊”って感じです。
曲を聴いていると、空高く羽ばたいていくというより、地面へ落ちないよう、空中をうろうろ漂うような映像が浮かびます。
これはイントロ一発目のベースのせいですかね。
オープニングでスタッカートの効いたベースが”ドッドッドッド”と鳴るんですが、まるで地面が飛翔体を呼び寄せるような、そんな引力を持った音に聴こえます。間違っても、空へ開放的に放つ印象はない音です。
一方で、サビでは開放感あふれるアレンジになっています。“『GARNET CROW』のかっこいい曲はコーラスがかっこいい説”が私の中にありますが、『flying』もその例に漏れず、コーラスが開放感溢れるかっこよさの秘訣になっているように感じ出ます。
コーラスで空へ放り投げて、演奏で地面へ引っ張る、その結果、空と地面の間で”浮遊”しているような聴き心地を与えているのかもしれません。
この独特な感覚、『flying』でぜひ味わってみてください!
『flying』収録アルバムレビューリンク
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