2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。
女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。
メンバーが楽曲制作に携わる場合、ボーカルが作詞を担当するケースが多いのがJ-POPですが、『GARNET CROW』はキーボードのAZUKI七が作詞し、ボーカルの中村由利は作曲を担当しています。『GARNET CROW』特有とも言える、少し変わった役割分担ですね。
今回は、アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の9曲目、『逃れの町』のレビューです。
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW
『逃れの町』の全体概要
基本情報
アーティスト | GARNET CROW |
曲名 | 逃れの町 |
演奏時間 | 3:09 |
作詞 | AZUKI七 |
作曲 | 中村由利 |
編曲 | 古井弘人 |
『逃れの町』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Crystallize 〜君という光〜 | 9 |
オリジナルアルバム『Crystallize 〜君という光〜』の9曲目。
※『逃れの町』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『GARNET CROW』の楽曲にしては珍しく、歪んだギターの音で雰囲気を作りだしているのが本作『逃れの町』。
ブリッジミュートしたギターの”ズンズンズンズン”というリズムが、怪しげで重たい雰囲気を演出しています。
歌詞中に「Jesus」という言葉が出てきていますので、曲名の『逃れの町』とは、聖書に出てくる”逃れの町”をモチーフにしていると考えてよさそうですね。聖書を引用するというのは、『GARNET CROW』らしいテーマへのアプローチだなって感じます。
ただ、私は聖書に関する知識が全くないので、『逃れの町』が具体的にどこを指すのか、どんな役割の町なのかというのがわかりません。Wikipediaでサラッと調べたところ、シナイ半島辺り、今のイスラエルがある辺りに『逃れの町』がありそうだな…という感想に至っています。
今回『逃れの町』のレビューを書くにあたって歌詞を見返していたのですが、その中で一つ新たな発見がありました。
サビが始まる前に”オッ ヘッ ラッ ヘッ ラッ”ってコーラスが入るところ、ここって「oh-hell or heaven」と歌っていたのです!
“オッ ヘッ ラッ ヘッ ラッ”って、なにかの呪文を唱えているのかな、なんて思って聴いていたので、まさかちゃんとした意味のあるフレーズだったとは…。
ちょっとした収穫でした 笑。
『逃れの町』収録アルバムレビューリンク
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