個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/Please, forgive me

投稿日:2017年8月29日 更新日:

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。

女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。

丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET CROW』の魅力です。世間的には地味なイメージを持たれてそうですが、楽曲はとても味わい深くて、飽きずに長くお付き合いできますよ。

今回は、アルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の9曲目、『Please, forgive me』のレビューです。

※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW

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『Please, forgive me』の全体概要

基本情報

アーティストGARNET CROW
曲名Please, forgive me
演奏時間4:19
作詞AZUKI七
作曲中村由利
編曲古井弘人

作詞、作曲、編曲はいつもの面々。

『Please, forgive me』収録アルバム

アルバム名トラック#
SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜9

オリジナルアルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の9曲目に収録。

※『Please, forgive me』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

歪んだギターのソロフレーズがオープニングを飾る『Please, forgive me』。ベースやバスドラムの音が強調されているのも特徴的です。『GARNET CROW』にしては激しめな楽曲と言ってもいいかもしれません。

本作『Please, forgive me』といい『wish★』といい、アルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の後半は『GARNET CROW』の持つ本来の穏やかなイメージとは異なるタイプの曲が続きますね。

どっちもお気に入りですが 笑。

『Please, forgive me』、曲の構成がおもしろいです。いわゆる”間奏”に当たる部分が無く、ひたすら歌パートが繰り返されます。

そのせいか、Aメロがまるで大サビのように聞こえるんですよね。具体的には、”1番サビ直後のAメロ”と”最後のサビ直後のAメロ”です。

このAメロが大サビに聴こえる現象、間奏が無いことのほかにAメロとサビのメロディーの作り方にも秘訣があるように思います。サビのメロディーは伸びやかで譜割が大まかな一方、Aメロのメロディーは上下が激しく、サビに比べると譜割も細かめです。

この対比によって、サビの直後のAメロが大サビのように聴こえるのではと推察します。

…なんだか偉そうな分析しておいて、Aメロが大サビのように聴こえるのが私だけだったら…すみません 笑。

『Please, forgive me』収録アルバムレビューリンク

※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。
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