ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』
注目のされ方はバンドとしては不本意だったと思いますが、当バンドの楽曲はおしゃれなサウンドに乗せたラップとキャッチーなサビが魅力です。
今回は、彼らのメジャー1stアルバムとしてリリースされた『魅力がすごいよ』の2曲目、『デジタルモグラ』のレビューです。
※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。
『デジタルモグラ』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゲスの極み乙女。 |
曲名 | デジタルモグラ |
演奏時間 | 3:37 |
作詞 | 川谷絵音 |
作曲 | 川谷絵音 |
編曲 | ? |
『デジタルモグラ』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
魅力がすごいよ | 2 |
『ゲスの極み乙女。』メジャー1stアルバム『魅力がすごいよ』の2曲目に収録。
※『デジタルモグラ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
各楽器のアドリブ風な演奏がオープニングを飾る『デジタルモグラ』。
『ゲスの極み乙女。』の持つおしゃれ感ってこれですよね!
イントロのギターリフも『ゲスの極み乙女。』っぽいです。
本作『デジタルモグラ』のイントロのように、1小節くらいの短いフレーズをずっと繰り返すのがこのバンドのギターっていう印象を持っています。
本作『デジタルモグラ』、Aメロ、Bメロとわたって歌のバックで鳴っているピアノが素敵です。ラップ調のパートを楽曲中に取り入れているバンドは多々あれど、こんなおしゃれなピアノをラップのバックに据えてしまえるのが、このバンドの特徴と言えるのではないでしょうか。
私、あんまりラップの曲を好んで聴く趣味ではないのですが、この美しいピアノに惹かれてしまって、『ゲスの極み乙女。』は聴いてしまいます。それくらい、このバンドの鍵盤の役目って大きいと思います。
サビもキャッチーでいいですね。
サビの最後、決め台詞のように『デジタルモグラ』と歌うのもキャッチーさに磨きがかかっています。しかも、1番、2番、3番と、この決め台詞の歌い方が違っています。音程を変えたり、バックの女性陣に歌わせたりと、よく考えられています。おかげで曲の内容とタイトルがすぐ覚えられました。
3分半の短い時間の中に”繰り返し”と”変化”が程よいバランスで存在している『デジタルモグラ』。こんなにしっかり作られていて、しかもMVまであるなんて、もしかしたらシングル候補だったのかな。
『デジタルモグラ』収録アルバムレビューリンク
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