2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。
とは言え、有名人が不倫騒動を起こすと未だに“ゲス不倫”などと呼ばれる辺り、世間に対して名を残すということには成功しているのかもしれません(?)
今回は、『jajaumasan』の個別楽曲レビューです。
※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。
『jajaumasan』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゲスの極み乙女。 |
曲名 | jajaumasan |
演奏時間 | 1:55 |
作詞 | MC.K |
作曲 | MC.K |
編曲 | ? |
作詞作曲のMC.Kは川谷絵音の別名。
『jajaumasan』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
踊れないなら、ゲスになってしまえよ | 6 |
『ゲスの極み乙女。』2ndミニアルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』の6曲目に収録。
※『jajaumasan』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『jajaumasan』、演奏時間は2分に届かないほど短いですが、イントロがあってAメロがあってサビがあってと、ちゃんとした構成の歌モノ楽曲になっています。
アルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』収録曲の中では一番勢いがあってロックって感じの楽曲ですね。
2回目サビの前後にある「サイサイササイサイ…」という部分とか、珍しく楽器隊が縦を合わせたパンチのあるリズムを作り出しています。こういった辺りが、本作『jajaumasan』をロックと感じる要素ですかね。歌詞は「サイ」と言っていますが、曲名通りの「じゃじゃうま」感を感じられます。
本作『jajaumasan』で歌われている内容は”自らの美貌に酔いしれいている女性”というところでしょうか。
こう書くと、かなり耽美的でとっつきにくそうな楽曲に聞こえそうですが、そこは『ゲスの極み乙女。』なりの”おふざけ加減”で表現してあるので、字面の印象よりかなり聴きやすいと思います。
“自らの美貌”について大袈裟な表現が使われているので、むしろコメディ的な聴き心地があります。
楽曲のテーマ的には前曲の『いこかなでしこ』と繋がっているような気もするのですが、どうでしょう。演奏時間の面でも、『いこかなでしこ』と本作『jajaumasan』を合わせてちょうどJ-POPの1曲分くらいですし。
自らを「なでしこ」と表現するか、「じゃじゃうま」と表現するかの違いはあり、それぞれのキーワードが違うので微妙なところはありますが、”ナルシスティックな女性”をテーマにしているという点では2曲とも共通しているように思います。
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『jajaumasan』収録アルバムレビューリンク
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