個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/サリーマリー

投稿日:2017年8月5日 更新日:

ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』

注目のされ方はバンドとしては不本意だったと思いますが、当バンドの楽曲はおしゃれなサウンドに乗せたラップとキャッチーなサビが魅力です。

今回は、彼らのメジャー1stアルバムとしてリリースされた『魅力がすごいよ』の7曲目、『サリーマリー』のレビューです。

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

orthodox-church

『サリーマリー』の全体概要

基本情報

アーティストゲスの極み乙女。
曲名サリーマリー
演奏時間5:10
作詞川谷絵音
作曲川谷絵音
編曲?

曲名は『サリーマリー』ですが、曲中では「さぁり、まぁり」と歌っています。

「さりぃ、まりぃ」と言葉をハメても成立するメロディーなんですが、なぜ「さぁり、まぁり」としたのか、ちょっと気になります。

『サリーマリー』収録アルバム

アルバム名トラック#
魅力がすごいよ7

『ゲスの極み乙女。』メジャー1stアルバム『魅力がすごいよ』の7曲目に収録。

※『サリーマリー』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

スローテンポな曲ってわけではなんですが、演奏時間が5分を超える1曲。

イントロから繰り返される1~2小節程度の短いギターリフ、曲の途中で入る”語り”部分、突然入るショパンの『子犬のワルツ』などなど、『ゲスの極み乙女。』の特徴的な要素がふんだんに詰まった1曲でもあります。

そのため、演奏時間がけっこう長めなんですね。最後の40秒くらいはひたすら『子犬のワルツ』のピアノソロですし。

この、”語り”部分ってファンの間ではどう思われているんでしょうね。

『ゲスの極み乙女。』というバンドの個性である部分だとは思うのですが、正直私は…どちらかと言えば苦手かもしれません。本作『サリーマリー』も、この”語り”がなければもっとリピートして聴くのになぁと感じるところがあります。

逆に言えば、その”語り”を除けばけっこう好きなんです。

Bメロ終わりからサビ始まりにかけて、ピアノで盛り上げてくところとか、かっこよさと美しさが同居してて素直にいいなって思います。

突然入る『子犬のワルツ』も、最初は”えっ!?”って思いましたが、慣れれば”これはこれでアリだな”って思えます。おしゃれだねぇって。

Amazonで試聴できます。

『サリーマリー』収録アルバムレビューリンク

※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


  1. 千利休 より:

    クラシックにも色々ある中、仔犬のワルツがこの曲の雰囲気にぴったりですよね。

    • キャスター より:

      千利休さん
      子犬のワルツを選択するあたりに、このバンドのおしゃれなセンスを感じますよね~。

千利休 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】B’z/愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない

ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。 『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティ …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/クリア・スカイ

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 アンダーグラウンド界のカリスマボーカル”キリト”と、奇天烈なサウンドで世界観に …

【個別楽曲レビュー】MALICE MIZER/〜de merveilles

今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。 音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そ …

【個別楽曲レビュー】黒夢/Merry X’mas, I Love You

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …

【個別楽曲レビュー】Janne Da Arc/Heaven’s Place

2019年、突如解散を発表した『Janne Da Arc』。 キーボードを絡めたカラフルな音色、個々の卓越した演奏技術による派手なサウンド、そしてキャッチーなメロディーラインが魅力的な楽曲をいくつも生 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。