伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。
カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。
『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。
今回は、『EYES LOVE YOU』のレビューです。
※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide
『EYES LOVE YOU』の全体概要
基本情報
アーティスト | hide |
曲名 | EYES LOVE YOU |
演奏時間 | 5:56 |
作詞 | 森雪之丞 |
作曲 | hide |
編曲 | hide |
1stシングル表題曲。2ndシングル『50%&50%』との同時発売でした。
作詞はhideではなく森雪之丞が担当。この方、ドラゴンボールZの『CHA-LA HEAD-CHA-LA』など、有名な曲の作詞を数えきれないくらい担当されています。
『EYES LOVE YOU』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
HIDE YOUR FACE | 4 |
hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜 | 5 |
hide SINGLES 〜Junk Story〜 | 1 |
We Love hide 〜The Best in The World〜 (DISC 2) | 9 |
1stオリジナルアルバム『HIDE YOUR FACE』の4曲目に”T.T.VERSION”で収録。
※『EYES LOVE YOU』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『EYES LOVE YOU』という曲名、歌詞によく使われる“I LOVE YOU”とかけているんでしょうかね。日本語風に発音すれば、響きも良く似ています。
『EYES LOVE YOU』、直訳すれば”目があなたを愛している”、意訳すれば“あなたの見た目が好きよ”といったところでしょうか。”EYES LOVE YOU”と”I LOVE YOU”、音の響きは似ていても全く違った意味を持っていることがわかります。
これはおそらく意図的で、“I LOVE YOU”というフレーズの持つ精神性を皮肉ったものと思われます。
そして楽曲の内容もそれに準ずる世界観。
“瞳(eyes)”と”心(heart)”を対比させながら、心に対する皮肉と、ちょっとした失望が歌われています。
一方、曲調はけっこうポップな仕上がり。”Xのギタリスト”というイメージを持って聴くと、かなり意外な聴き心地を得られるんじゃないでしょうか。
少なくとも、ディストーションギターで高速ピッキング…というメタルな感じではないです。
“X”っぽいところと言えば、曲の長さかもしれません 笑。
バラードでもないのに演奏時間が6分弱あるって、けっこう長くないですか?『hide』のソロ1stシングルというだけあって、いろいろ詰め込んだ結果ですかね。
『EYES LOVE YOU』収録アルバムレビューリンク
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