伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。
カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。
『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。
今回は、個別楽曲『LASSIE (demo master version)』のレビューです。
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目次
『LASSIE (demo master version)』の全体概要
基本情報
アーティスト | hide |
曲名 | LASSIE (demo master version) |
演奏時間 | 3:32 |
作詞 | hide |
作曲 | hide |
編曲 | hide |
『LASSIE (demo master version)』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
PSYENCE | 13 |
オリジナルアルバム『PSYENCE』の13曲目に収録。
※『LASSIE (demo master version)』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ご主人に牙を剥く犬を主人公にした1曲『LASSIE (demo master version)』。
曲名の『LASSIE』は”ラッシー”と読むわけですが、これは”名犬ラッシー”を元ネタにしていると考えて間違いないでしょう。楽曲中に登場するラッシーは全然忠犬ではありませんから、かなり皮肉を込めた曲名と言えますね 笑。
ちなみに、”ラッシー”という単語はスコットランド語で”お嬢さん”を意味する言葉です。なので、原作の”名犬ラッシー”の方に出てくるラッシーはメス犬となっています。
一方、本作『LASSIE (demo master version)』に出てくる犬は自分のことを「俺」と呼んでいるので、どうやらオス犬のようです。オス犬に”お嬢さん”という名前が付いているわけですね…。
…まぁ、細かいことは気にしないでおきましょう 笑。
とにかく、軽快なリズムに乗って『hide』らしい皮肉が聴ける1曲になっています。
『DAMAGE』や『BACTERIA』といったイカツイ曲も最高ですけど、『LASSIE (demo master version)』のような軽快でポップな楽曲がアルバムにあるといい味変えになりますね。
『BACTERIA』や『ATOMIC M・O・M』がアルバム『PSYENCE』の理系(science)部分だとすると、”物語”を下敷きにしている本作『LASSIE (demo master version)』は『PSYENCE』の文系(psychology)部分なのかもしれません。
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『LASSIE (demo master version)』収録アルバムレビューリンク
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