2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
復活したものの、特に目立った活動もなく再休止するバンドもある中、イエモンこと『THE YELLOW MONKEY』は精力的に新作をリリースしてくれていますね。
この復活を機に、イエモンの楽曲の魅力が再評価されることを影ながら願っています。
今回は、アルバム『FOUR SEASONS』の10曲目、『Father』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『Father』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | Father |
演奏時間 | 4:59 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
『Father』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
FOUR SEASONS | 10 |
TRIAD YEARS THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY (act I) | 7 |
THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (DISC 2) | 11 |
オリジナルアルバム『FOUR SEASONS』の10曲目に収録。
また、アルバム曲ながらいくつかのベストアルバムにも収録されています。
※『Father』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
曲名通り、父親へ向けた思いが歌われた楽曲、『Father』。
母親へ宛てた楽曲に比べて、父親宛ての楽曲って数が少ないですよね。ちゃんと調べたわけではないので統計的裏付けはありませんが、体感的にそう感じます。
きっと、”父親”という題材は歌いにくいのでしょう。一般的には、母親に比べると父親は子供と接触している時間が少ないですからね。母に宛てた思いの下位互換が父に宛てた思い…なんてことになるくらいなら、最初から母親をテーマに歌を作る、もしくは”両親”という括りにしてしまうというところですかね。
父親宛ての楽曲って数が少ない理由について少しだけ考えてみたところ、こんな結論に辿り着きました。
そんな中、本作『Father』は他でもない父親だけに宛てた歌。紛れもなく、息子から父親へ宛てた歌です。
父親にだけ…となると、”働いてくれてありがとう”という感謝ソングくらいしか思い浮かばないかもしれませんが、本作『Father』は全く別の切り口になっています。
そうですね、一言で言えば父親への”報告”でしょうか。
“大人になったよ”、”生きてるよ”と、息子から父親への報告。
なぜだかわかりませんが、この”報告”に対してものすごく深い愛と感動を感じてしまいます。年のせいか、歌詞を見ただけでも泣きそうになるくらい、心に響くものがあります。吉井和哉はリスナーを感動させようとして言葉を選んでいるわけではないんでしょうけどね。曲調だって全然バラードでもないし。それでも、私のハートと絶妙にシンクロしてしまう、そんな楽曲。
本作『Father』、アルバム『FOUR SEASONS』収録曲の中でも屈指の名曲です!
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『Father』収録アルバムレビューリンク
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