アルバムレビュー

【アルバムレビュー】THE YELLOW MONKEY/FOUR SEASONS

投稿日:2018年4月12日 更新日:

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!

復活したものの、特に目立った活動もなく再休止するバンドもある中、イエモンこと『THE YELLOW MONKEY』は精力的に新作をリリースしてくれていますね。

この復活を機に、イエモンの楽曲の魅力が再評価されることを影ながら願っています。

今回は、『THE YELLOW MONKEY』のオリジナルアルバム、『FOUR SEASONS』のレビューです。

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

concert

『FOUR SEASONS』の全体概要

アーティストTHE YELLOW MONKEY
アルバム名FOUR SEASONS
発売日1995/11/1
収録曲数11
演奏時間52:39

アルバム名に”FOUR”と付いていますが、本作『FOUR SEASONS』はメジャーデビュー後5枚目にあたるオリジナルアルバム。

この作品で、『THE YELLOW MONKEY』は初めてのオリコンアルバムチャート1位を獲得しました。

演奏時間はトータル52:39。京浜東北線で東京・磯子間とだいたい同じくらいの時間です。

レビュー

『FOUR SEASONS』の収録曲別お気に入り度

各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。

#曲名お気に入り度
1Four Seasons★★★★★5
2Overture〜太陽が燃えている★★★★☆4
3I Love You Baby★★★☆☆3
4Tactics★★★★☆4
5ピリオドの雨★★★☆☆3
6Love Sauce★★★☆☆3
7Sweet & Sweet★★★☆☆3
8月の歌★★★☆☆3
9追憶のマーメイド (Album Version)★★★★☆4
10Father★★★★★5
11空の青と本当の気持ち★★★★★5

前半と後半にテンションのピークがやってくるタイプのアルバム。

#2は8thシングル『太陽が燃えている』に前奏が追加された作品となっています。

※『FOUR SEASONS』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。

『FOUR SEASONS』全体の感想

日本のロック史上に残るであろう名アルバム『SICKS』が生まれる、その一つ前のアルバムが本作『FOUR SEASONS』。

#1 『Four Seasons』や#11 『空の青と本当の気持ち』辺りの、一人称の視点で自虐を交えながら内面を深く掘り下げた作品は次回作『SICKS』に通じる部分を感じられます。

別の言い方をすると、アルバム『SICKS』を気に入った方であれば、アルバム『FOUR SEASONS』としての魅力をこの2曲に感じられるのではないでしょうか。私もそんな感想を持った一人です。

一方で、アルバムの中間部分、ここをどう感じるか…ですかね。

正直なところ、#1 『Four Seasons』や#11 『空の青と本当の気持ち』に比べると、ちょっと物足りない楽曲が並んでいるな、というのが私の印象です。そのせいか、アルバム『FOUR SEASONS』自体はそんなにリピートして聴かなかった作品だったりします。。。

ただ、#1 『Four Seasons』と#11 『空の青と本当の気持ち』、それから#10 『Father』は間違いなく名曲です!

今にも通じるイエモンの魅力、その原点を感じられる作品だと思います。

『FOUR SEASONS』収録曲の個別楽曲レビューリンク

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

-アルバムレビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【アルバムレビュー】hide/hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。 カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして …

【アルバムレビュー】B’z/B’z The Best “Pleasure”

ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。 『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティ …

【アルバムレビュー】JUDY AND MARY/COMPLETE BEST ALBUM「FRESH」

女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。 1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に …

【アルバムレビュー】LUNA SEA/PERIOD 〜THE BEST SELECTION〜

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を …

【アルバムレビュー】the brilliant green/the brilliant green

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!! UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二! 解散したわけではな …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。