2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。
女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。
メンバーが楽曲制作に携わる場合、ボーカルが作詞を担当するケースが多いのがJ-POPですが、『GARNET CROW』はキーボードのAZUKI七が作詞し、ボーカルの中村由利は作曲を担当しています。『GARNET CROW』特有とも言える、少し変わった役割分担ですね。
今回は、アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の11曲目、『恋することしか出来ないみたいに』のレビューです。
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW
『恋することしか出来ないみたいに』の全体概要
基本情報
アーティスト | GARNET CROW |
曲名 | 恋することしか出来ないみたいに |
演奏時間 | 4:36 |
作詞 | AZUKI七 |
作曲 | 中村由利 |
編曲 | 古井弘人 |
『恋することしか出来ないみたいに』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Crystallize 〜君という光〜 | 11 |
オリジナルアルバム『Crystallize 〜君という光〜』の11曲目。
リミックス曲を除けば、本作『恋することしか出来ないみたいに』がアルバム『Crystallize 〜君という光〜』の最終トラックです。
※『恋することしか出来ないみたいに』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の(実質)最終トラックにして、同アルバム中最もポップな楽曲、『恋することしか出来ないみたいに』。
『B’z』の『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』には敵いませんが、本作『恋することしか出来ないみたいに』も長い曲名ですよね 笑。
冒頭にも書いた通り、シンセとアコギを楽器のメインに据えた楽曲で非常にポップ。
そして、歌詞も非常にポジティブ。多少切なさのエッセンスが混じっているとはいえ、『GARNET CROW』の楽曲でここまでポジティブに振り切った作品は珍しいのではないでしょうか。
初っ端のサビで聴ける「サイクリング イエーイ!!」は初めて聴いたときなかなか衝撃的でしたよ 笑。”自分の知っている『GARNET CROW』じゃないみたい”って。それくらいポジティブな楽曲です。
それから、本作『恋することしか出来ないみたいに』ですが、「秋空」というワードが歌詞中に出てきていますので、季節としては“秋”を取り上げているものと思います。
一方、アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の1曲目『今日の君と明日を待つ』では“冬”を歌っていました。
アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の実質最終トラックである『恋することしか出来ないみたいに』で秋を迎え、また一周回って1曲目の『今日の君と明日を待つ』で冬が来る。
『GARNET CROW』側が意識しているかわかりませんが、季節に関する上記のような仕掛けがアルバム『Crystallize 〜君という光〜』に施されているような、そんなふうに感じています。
『恋することしか出来ないみたいに』収録アルバムレビューリンク
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