2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
ギラギラとした妖しい雰囲気はそのままに、復活後の彼らの楽曲には溢れんばかりの優しさを感じます。
離れ離れになっていた十数年という時間の中、『THE YELLOW MONKEY』というバンドが誕生した奇跡について、ある種悟りのようなものをメンバーたちが感じ取った結果なのかもしれませんね。
今回は、アルバム『9999』の4曲目、『Stars』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『Stars』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | Stars |
演奏時間 | 4:05 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY & 船山基紀 |
2017年にリリースされた配信シングル。
『Stars』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
9999 | 4 |
オリジナルアルバム『9999』の4曲目に”9999 Version”にて収録。
※『Stars』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
2016年、天に召された英国のロックミュージシャン『David Bowie』。
『THE YELLOW MONKEY』の吉井和哉は『David Bowie』にかなり大きな影響を受けていたらしいので、『David Bowie』の死は彼にとてつもない衝撃を与えたことでしょう…。
そんなわけで、本作『Stars』が2017年にリリースされたとき、曲名的に『David Bowie』のことを意識しているんだろうなと感じました。
吉井和哉にとってのロックスターという意味での『Stars』、『David Bowie』の楽曲の一つ『Ziggy Stardust』から拝借したという意味での『Stars』、そして、天に召されてお星さまになってしまったという意味での『Stars』…とにかく『Stars』というのは『David Bowie』にまつわるワードっぽいなって。
…吉井和哉が本当にこんな意味を込めているのかはわかりませんけどね 笑。
ただ、本作『Stars』という楽曲は誰かの死を嘆き悲しむような類のものではありません。
確かに、どことなく”戻れない過去に対する寂しさ”のようなものは感じますが、基本は前向き。韻を大事にしながら散りばめられた、ある種言葉遊びのようなフレーズが楽しい楽曲です。
『David Bowie』のことを想いながらも、今やロックスター側に立っている『THE YELLOW MONKEY』として、悲しんでばかりいられないという姿を示した1曲が本作『Stars』なんじゃないかなと思う次第です。
『Stars』収録アルバムレビューリンク
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY