エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。通称”金爆(きんばく)”。
自分たちの好きなことをするため、あえてメジャーデビューを選ばずにインディーズで活動を続ける姿は、まさにロックと言えるのではないでしょうか。純粋にかっこいいと思えます。
今回は、『HEN』の個別楽曲レビューです。
※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー
『HEN』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゴールデンボンバー |
曲名 | HEN |
演奏時間 | 4:10 |
作詞 | 鬼龍院翔 |
作曲 | 鬼龍院翔 |
編曲 | tatsuo & 鬼龍院翔 |
『HEN』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ゴールデン・アワー〜下半期ベスト2010〜 | 4 |
『ゴールデン・アワー〜下半期ベスト2010〜』の4曲目に収録。
※『HEN』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
2010年1月より12カ月連続で新曲を配信するという企画を実施した『ゴールデンボンバー』。
この企画で配信された楽曲をそれぞれ上期分(1月~6月)と下期分(7月~12月)に分けてまとめたものが、『ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜』と『ゴールデン・アワー〜下半期ベスト2010〜』になります。
そして、この企画のラストを飾った12月配信分の楽曲が、本作『HEN』。
この企画の中で『†ザ・V系っぽい曲†』、『また君に番号を聞けなかった』といった個性的でクセの強い楽曲が数多く配信されましたが、そのラストである本作『HEN』は少々影が薄めという印象。
楽曲の内容も、『ゴールデンボンバー』によくあるストーカー風味な片想いソングの一つ、といった感じです。ただ、割とストーカー的な不気味さは控えめで、曲全体の雰囲気は”病的”というよりは、”爽やか”という表現が近い気がします(それ故に印象に残らないのかもしれませんが)。
もし、初めて聴く『ゴールデンボンバー』の楽曲が、偶然にも本作『HEN』だった…なんていう出会い方をすれば、こういった鬼龍院翔の独特な切り口におもしろさを見い出せるとは思います。そういう意味では、いくら本作『HEN』の印象が薄いと言えど、やはり凡百の楽曲とは異なる個性を持っているのは間違いないです。
一方で、同バンドの楽曲を別のアルバムを聴いていたり、他の楽曲をいくつか聴いた後で本作『HEN』に出会ってしまったら…”ああ、またこの手の曲か”という感想をきっと抱いてしまうと思います…。
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『HEN』収録アルバムレビューリンク
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