エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。通称”金爆(きんばく)”。
自分たちの好きなことをするため、あえてメジャーデビューを選ばずにインディーズで活動を続ける姿は、まさにロックと言えるのではないでしょうか。純粋にかっこいいと思えます。
今回は、『君といつまでも』の個別楽曲レビューです。
※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー
『君といつまでも』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゴールデンボンバー |
曲名 | 君といつまでも |
演奏時間 | 4:13 |
作詞 | 鬼龍院翔 |
作曲 | 鬼龍院翔 |
編曲 | tatsuo & 鬼龍院翔 |
『君といつまでも』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ゴールデン・アワー〜下半期ベスト2010〜 | 6 |
『ゴールデン・アワー〜下半期ベスト2010〜』の6曲目に収録。
※『君といつまでも』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『君といつまでも』、私の第一印象は…『X JAPAN』の『紅』っぽい!
と言っても、この楽曲のほんの一部、イントロのギターリフの部分だけなのですがね。本作『君といつまでも』の一番最初に耳に入るこの部分が『紅』のギターリフっぽいなと感じたのです。
それ以外は、もちろん全然別物 笑。
さて、本作『君といつまでも』ですが、“夢を追いかける女性と、それを複雑に思う男性”という内容となっています。
この楽曲における男女の役割、改めて考えると現代風ですよね。
というのも、これまでであれば、夢を追いかけるのは男性、それを見守るのが女性というのが定番でしたから。例えば、夢を追いかけて上京し、離れ離れになった男女を描いた名作『木綿のハンカチーフ』なんかはモロにそのパターンです。
『木綿のハンカチーフ』は昭和50年にリリースされた楽曲ですが、当時はこういった”出ていくのが男、待つのが女”という認識が一般的であったのでしょう。この役割がもし『ゴールデンボンバー』の『君といつまでも』と同じだったら、”男がメソメソ待つなんて、変わった楽曲ね”なんていう扱いをされたのではないでしょうか。
一方、平成22年に世に出た本作『君といつまでも』は上述の通り”出ていく役”を女性が担っています。しかし、それに対して現代の我々は特に疑問に思うことはないはず。
女々しい男性を描くのに長けた『ゴールデンボンバー』だからこそ…というのはもちろんあるでしょうが、時代の流れもこの楽曲の存在を後押しする一因なのだろうなと思う次第です。
Amazonで試聴できます。
『君といつまでも』収録アルバムレビューリンク
※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー