日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『Anemone』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『Anemone』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | Anemone |
演奏時間 | 5:52 |
作詞 | hyde |
作曲 | hyde |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
シングルベストの『Clicked Singles Best 13』にて初収録されたシングルじゃない曲。
『Anemone』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Clicked Singles Best 13 | 13 |
QUADRINITY 〜MEMBER’S BEST SELECTIONS〜 (Disc 1 hyde best) | 5 |
『QUADRINITY』にhydeの選曲で収録。シングルにもオリジナルアルバムにも収録されていないので、本作『Anemone』はベストアルバム以外では聴けない1曲と言えそうです。
※『Anemone』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ピアノとストリングスをメインに仕上げたバラードが本作『Anemone』。
フラメンコ調に演奏しているギターも特徴的です。hydeの伸びやかな声で相変わらずの『L’Arc〜en〜Ciel』らしさを残しながら、ちょっとラテン風味を帯びている点が本作『Anemone』の個性でしょうか。
曲調はバラードであるにもかかわらず、Aメロのベースの暴れまわりっぷりが素敵ですね。ビリビリとしたベース音色がhydeの声と呼吸するように聴こえてきます。
下手をすると退屈に聴こえてしまうのがバラードの弱みですが、このベースがいい感じのスパイスの役割を果たしているように思います。
ただ、ラルク全盛期の力作シングルがずらりと並ぶ『Clicked Singles Best 13』の最終トラックとしては、パンチに欠けるなという印象を持ってしまうのは否めません。既出シングル曲ばかりのベスト盤じゃぁファンが喜ばないという粋な計らいでの新作収録ということなのでしょうが…。
アルバム全体の雰囲気を味わう、例えば『Tierra』辺りの収録曲なら印象が変わったのかな。
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『Anemone』収録アルバムレビューリンク
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