個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/Anemone

投稿日:2017年6月21日 更新日:

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!

かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。

今回は『Anemone』の個別楽曲レビューです。

※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

anemone

『Anemone』の全体概要

基本情報

アーティストL’Arc〜en〜Ciel
曲名Anemone
演奏時間5:52
作詞hyde
作曲hyde
編曲L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano

シングルベストの『Clicked Singles Best 13』にて初収録されたシングルじゃない曲。

『Anemone』収録アルバム

アルバム名トラック#
Clicked Singles Best 1313
QUADRINITY 〜MEMBER’S BEST SELECTIONS〜 (Disc 1 hyde best)5

『QUADRINITY』にhydeの選曲で収録。シングルにもオリジナルアルバムにも収録されていないので、本作『Anemone』はベストアルバム以外では聴けない1曲と言えそうです。

※『Anemone』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

ピアノとストリングスをメインに仕上げたバラードが本作『Anemone』。

フラメンコ調に演奏しているギターも特徴的です。hydeの伸びやかな声で相変わらずの『L’Arc〜en〜Ciel』らしさを残しながら、ちょっとラテン風味を帯びている点が本作『Anemone』の個性でしょうか。

曲調はバラードであるにもかかわらず、Aメロのベースの暴れまわりっぷりが素敵ですね。ビリビリとしたベース音色がhydeの声と呼吸するように聴こえてきます。

下手をすると退屈に聴こえてしまうのがバラードの弱みですが、このベースがいい感じのスパイスの役割を果たしているように思います。

ただ、ラルク全盛期の力作シングルがずらりと並ぶ『Clicked Singles Best 13』の最終トラックとしては、パンチに欠けるなという印象を持ってしまうのは否めません。既出シングル曲ばかりのベスト盤じゃぁファンが喜ばないという粋な計らいでの新作収録ということなのでしょうが…。

アルバム全体の雰囲気を味わう、例えば『Tierra』辺りの収録曲なら印象が変わったのかな。

Amazonで試聴できます。

『Anemone』収録アルバムレビューリンク

※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。