日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『Butterfly’s Sleep』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
目次
『Butterfly’s Sleep』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | Butterfly’s Sleep |
演奏時間 | 5:10 |
作詞 | hyde |
作曲 | ken |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
『Butterfly’s Sleep』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ark | 7 |
オリジナルアルバム『ark』の7曲目に収録。
※『Butterfly’s Sleep』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
アルバム『ark』の中で、前曲#6 『Larva』から連続して始まる1曲、『Butterfly’s Sleep』。
『Larva』とは”幼虫”を意味する単語で、曲名的にも“Larva(幼虫)”→”Butterfly(蝶)”と、連続した意味を持たせているようです。
ただ、『Butterfly’s Sleep』という楽曲の歌詞自体は、蝶を一人称にしたものになっているわけではありません。
歌詞中にも1番Aメロに「蝶のように…」というフレーズが顔を出すだけで、手の込んだ曲順や曲名のわりに、”蝶”というモチーフを中心に据えた内容にはなっていないように思います。
サウンドですが、当時のラルクが新しい試みを本作『Butterfly’s Sleep』に取り入れているように感じました。
前曲#6 『Larva』からの流れを汲んで打ち込みを前面に押し出したオープニングから、ヘビーなギターサウンドが引っ張るイントロにガラッと変わるところなんか、特にそう感じましたね。
イントロやサビではストリングスの音がけっこう派手に聴こえますので、前述の打ち込みサウンドと相まって、バンド外の音のイメージが強い楽曲かと思います。
しかし、よく聴いてみるとヘビーなギターの音だったり、Bメロでグイグイ動き回るベースだったり、けっこうバンドの音も聴いていておもしろかったりします。
最近のラルクは打ち込みっぽいサウンドもふんだんに取り入れていますが、本作『Butterfly’s Sleep』が、こういった打ち込みの要素をラルクの楽曲に持ち込んだ最初の代表作なのかもしれませんね。
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『Butterfly’s Sleep』収録アルバムレビューリンク
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