日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『Promised land』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『Promised land』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | Promised land |
演奏時間 | 4:30 |
作詞 | hyde |
作曲 | ken |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
『Promised land』、直訳すれば“約束の地”といったところでしょうか。
『Promised land』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
HEART | 7 |
オリジナルアルバム『HEART』の7曲目に収録。
※『Promised land』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
“約束の地”という幻想的なタイトルの曲、『Promised land』。
曲名だけ見ると、壮大なバラードを想像しがちですが、実際の内容はバリバリのロックです!
Aメロ開始前の数小節やBメロなんかは危ない妖しさすら感じます。
同アルバム『HEART』収録曲で言えば、『Shout at the Devil』と立ち位置が似ているかもしれませんね。本作『Promised land』も『Shout at the Devil』もken作曲ですし。
初期のかよわそうなラルクから一変、攻撃的で挑発的なラルクが聴けます。
“約束の地”なんて曲名なのに、サビでちょくちょく繰り返されるフレーズの中には「Devil (悪魔)」ってワードが出てきちゃってます。ただ、その後に「strawberry fields (イチゴ畑)」ってワードが配置されていいるのが、なんだかかわいい。
バリバリのロックな世界観にちょっとだけメルヘンな香りが添えてあって、曲に深みを感じます。
「Devil」も「strawberry fields」も、初期ラルクだったら使わない単語だったでしょうね。
初期ラルクの持つ幻想的な雰囲気に近い言葉たちなんですが、聴き手に対して露骨に映像を頭の中に描かせるような言葉って、好んで選ばないイメージがあります。
ただ、こういった言葉を遊び心的に使えるようになったのが、今に至るまでに築かれたラルクの魅力の一つだと思います。
あ、もしかしたら、この、唐突に表れる「strawberry fields (イチゴ畑)」が曲名の”約束の地”なんでしょうか。
う~ん、メルヘン!
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『Promised land』収録アルバムレビューリンク
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