日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『TIME SLIP』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『TIME SLIP』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | TIME SLIP |
演奏時間 | 5:00 |
作詞 | hyde |
作曲 | ken |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & CHOKKAKU |
本作『TIME SLIP』の編曲に携わっているCHOKKAKUは7thシングル『虹』でも編曲を担当しています。
『TIME SLIP』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
REAL | 9 |
オリジナルアルバム『REAL』の9曲目に収録。
※『TIME SLIP』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
穏やかな曲調の作品、『TIME SLIP』。
アルバム『REAL』はロックで激しい曲とデジタルでピコピコした曲が多数収録されているのですが、#9の本作『TIME SLIP』以降はそんな雰囲気が変わり、#11 『ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE』の最終トラックまで穏やか・ゆったり路線の楽曲が連続して登場していきます。
そういう意味では、本作『TIME SLIP』は、アルバム『REAL』のクロージングに向けた準備が始まる楽曲という位置づけなのかもしれませんね。
一方で、#1 『get out from the shell』から続く一連のハイテンションゾーンが本作『TIME SLIP』で一区切りつくことになり、“この辺りで『REAL』を聴くのやめようかな”なんて気持ちになりいやすいタイミングでもあります(少なくとも私はそう)。
そんなわけで、アルバム『REAL』の9曲目以降って個人的にはちょっと印象が薄い楽曲群だったり。。。
とは言え、この記事を書くにあたって改めて聴いてみると、なかなかよかったです、『TIME SLIP』。
特に、1番Bメロの最後のところ、「遊び方を忘れてしまった」というフレーズがアラサーにはグッときました。
そう、「忘れてしまっ」ているんですよね。久しぶりに再会した友達といったい何をすればいいのか…。あの頃は”気まずい”なんて言葉の意味すらわからないくらい遊んでいたはずなのに。
大人になって久しぶりに再会すると、もう、残念ながら…どうしようもなくらい他人なんですよね。
大人ですから、そこはお酒を飲んでテンションを無理やり上げて、そうやって気まずさを紛らわすこともできるのでしょうが、そもそもの「遊び方を忘れてしまった」というやつは致命的です。
もう、あの頃には戻れないという現実、認めたくない現実を受け入れるという感覚…。
この気持ち、わかりますよね??
もしわかっていただけるのであれば、本作『TIME SLIP』もきっと楽しめると思います。
Amazonで試聴できます。
『TIME SLIP』収録アルバムレビューリンク
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