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【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/END OF SORROW

投稿日:2018年3月9日 更新日:

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。

ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を打ち出したのは、このバンドではないでしょうか。『X JAPAN』と並び、後輩バンドへ大きな影響を与えたヴィジュアル系バンドの大御所です。

今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『END OF SORROW』のレビューです。

※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA

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『END OF SORROW』の全体概要

基本情報

アーティストLUNA SEA
曲名END OF SORROW
演奏時間4:22
作詞LUNA SEA
作曲LUNA SEA
編曲LUNA SEA

7thシングル。

『浜崎あゆみ』に『Endless sorrow』という似た曲名の作品がありますが、全く別物。『LUNA SEA』の方は直訳すれば”悲しみの終わり”、『浜崎あゆみ』の方は”終わりなき悲しみ”と、それぞれの曲名の字面は似ていますが、指す意味は全く逆です。

『END OF SORROW』収録アルバム

アルバム名トラック#
STYLE8
SINGLES (Disc 1)7
PERIOD 〜THE BEST SELECTION〜5
LUNA SEA COMPLETE BEST (Disc 1)7
LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE- (DISC 2)4

オリジナルアルバム『STYLE』の8曲目に収録。

※『END OF SORROW』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

1stシングルの『BELIEVE』、4thシングルの『TRUE BLUE』に続き、サビから始まるシングル楽曲の『END OF SORROW』。

ロマンティックかつナルシスティックで、非常に『LUNA SEA』らしい作品です。

とにかく、展開が素敵

最初のサビ直後の間奏、ここの伸びやかなギターで早速テンションが上がります!

演奏開始早々、こんなに派手なギターを聴かせてくれるのは『END OF SORROW』くらいではないでしょうか。

それから、2番のAメロ、ここもかっこいいですね。1番のAメロは割と静かな感じんですが、2番のAメロは一転して、激しくて緊張感のある作りになっています。この対比がかっこいい!

サビからサビへ、テンションをさらに上げてくれるすばらしい架け橋っぷりです。

あと、Cメロとギターソロを挟んだ最後のサビ、ここが最高です!

本作『END OF SORROW』には全部で4回のサビがあるのですが、最後のサビだけドラムパターンが違うんですよね。それまでのサビはちょっと独特なリズムパターン、どこか迷いがあるようなリズムだったのが、最後のサビだけ迷いのないストレートなリズムになっているんです。

Cメロで“自己愛”に目覚め、その結果、曲名通り”悲しみの終わり”を迎えたかのような、そんなサビが最後にやってくるんです。

『END OF SORROW』、実にロマンティックでナルシスティックな楽曲だと思いません?

Amazonで試聴できます。

『END OF SORROW』収録アルバムレビューリンク

※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。