2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
後世に与えた音楽的影響度もさることながら、ファンのことを“SLAVE”と呼称し、”バンドとファンが作り上げる閉鎖的空間”というヴィジュアル系独特の文化を創り出したのも『LUNA SEA』が先駆けだったのではないでしょうか。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『LUV U』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
『LUV U』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | LUV U |
演奏時間 | 5:25 |
作詞 | LUNA SEA |
作曲 | LUNA SEA |
編曲 | LUNA SEA |
6thシングル『DESIRE』のカップリング曲。
『LUV U』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
STYLE | 5 |
SINGLES (Disc 2) | 5 |
オリジナルアルバム『STYLE』の5曲目に収録。
※『LUV U』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『LUNA SEA』にしては珍しく、オリジナルアルバムへの収録を果たしたカップリング曲『LUV U』。
本作『LUV U』が収録されているオリジナルアルバム『STYLE』の中で特に表記はありませんが、こちらはシングルとは異なるアレンジ(いわゆるアルバムバージョン)になっています。
それぞれの違いですが、シングルバージョンの方がギターが派手なアレンジになっている一方、アルバムバージョンの方はギターを抑えめにしながらベースのリフを前面に押し出しているという印象です。
この楽曲の特徴は『LUNA SEA』には珍しいダンサンブルなハイハットではないでしょうか。”ツクチーツクチー”という、裏拍でオープンハイハットを鳴らすやつです。
『LUNA SEA』というバンドって”ナルシスティック”だとか”耽美的”なんていうイメージがあると思うので、”ダンサンブル”という元気め(?)な言葉はちょっと似合わないなという感想を抱いたかもしれません。
ただ、本作『LUV U』を聴いていただければわかるのですが、この楽曲は間違いなく『LUNA SEA』のそれです。
多分なのですが、ダンサンブルなハイハットに合わせてギターが裏拍でリズムを取ったりしちゃうと、『LUNA SEA』っぽさから遠ざかってしまうんだろうなという気がします。
本作『LUV U』はまるでダンサンブルなハイハットを無視するかのように、他の楽器がいつも通りの『LUNA SEA』を演っています 笑。
それ故に、普段の『LUNA SEA』っぽさを全く壊すことなく、ダンサンブルハイハットというちょっとしたスパイスが楽曲の個性を生み出しているのでしょうね。
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『LUV U』収録アルバムレビューリンク
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