2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
自身主宰のLUNATIC FEST.ではベテランバンドから若手バンドまでを巻き込み、日本のロックシーンに歴史的1ページを刻み込みました。活動再開後も、こうした形で『LUNA SEA』の活躍を見られるのは嬉しいですね。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『RA-SE-N』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
『RA-SE-N』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | RA-SE-N |
演奏時間 | 5:15 |
作詞 | LUNA SEA |
作曲 | LUNA SEA |
編曲 | LUNA SEA |
『RA-SE-N』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
STYLE | 4 |
メジャー4thオリジナルアルバム『STYLE』の4曲目に収録。
※『RA-SE-N』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
5/4拍子で大部分を作られた楽曲、『RA-SE-N』。
5/4拍子を一時的に使うという楽曲には時々出会いますが、本作『RA-SE-N』のように5/4拍子でイントロ、Aメロ、サビという一連を構成してしまう楽曲は非常に珍しいのではないでしょうか。
そして、何と言ってもこの5/4拍子がとっても自然なんですよね。私のリズム感が無いだけと言われればそれまでですが、本作『RA-SE-N』が5/4拍子で構成されていることに気づくまでにずいぶん時間がかかりました。
5/4拍子という特殊なリズムであるにも関わらず、何の戸惑いもなく聴いていたのは、やはりそれだけ自然な形で5/4拍子が演奏されていたのだと思います。
ここまで5/4拍子に関する話題ばかり挙げていますが、実は、本作『RA-SE-N』、後半で4/4拍子に変わります。
これが上手いんですよね。4/4拍子に切り替わったタイミングで爆発するように一気に盛り上がります。大サビとギターソロのためだけに設けられた4/4拍子パートですが、楽曲の一番オイシイ部分を担っているパートでもありますので、印象の深さは抜群です。
そして、また何事もなかったかのように自然と5/4拍子に戻り、ワンフレーズ歌って楽曲は終了。
この通り、拍子を変えたり大サビを入れたりと、なかなかに凝った構成の楽曲なのですが、演奏時間は5分前半程度。アルバム『STYLE』収録曲で言えば、#3 『HURT』や#10 『IN SILENCE』よりも短い演奏時間なのです。
聴ききったときの体感としては6分台はありそうなんですけどね。改めて演奏時間を見てみると、思ったより短めの楽曲だったんだなという印象です。
『RA-SE-N』収録アルバムレビューリンク
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