個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/TRUE BLUE

投稿日:2018年3月11日 更新日:

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。

ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を打ち出したのは、このバンドではないでしょうか。『X JAPAN』と並び、後輩バンドへ大きな影響を与えたヴィジュアル系バンドの大御所です。

今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『TRUE BLUE』のレビューです。

※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA

inside

『TRUE BLUE』の全体概要

基本情報

アーティストLUNA SEA
曲名TRUE BLUE
演奏時間3:45
作詞LUNA SEA
作曲LUNA SEA
編曲LUNA SEA

4thシングル。

オリコンシングルチャートで『LUNA SEA』が初めて第1位を獲得した作品です。

『TRUE BLUE』収録アルバム

アルバム名トラック#
MOTHER9
SINGLES (Disc 1)4
PERIOD 〜THE BEST SELECTION〜7
LUNA SEA COMPLETE BEST (Disc 1)4
LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE- (DISC 2)5

オリジナルアルバム『MOTHER』の9曲目に収録。

※『TRUE BLUE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

バンドサウンドを縦に合わせたキメが印象的な1曲、『TRUE BLUE』。

オープニングだったりサビの始まる前だったり、楽曲の大事な部分でこのキメが繰り返し使われています。なので、『TRUE BLUE』と言えば”ダッダッダッダッダーダーダー“というこのキメが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。シンプルでありながらも頭に残るフレーズです。

上述のキメに隠れてしまいがちですが、Aメロのギターの掛け合いも、個人的には本作の聴きどころだと思っています。

右チャンネルのギターと左チャンネルのギターが、まるで会話しているかのように掛け合うのが聴いていて面白いです。

ただ、もったいないことに、『TRUE BLUE』ではAメロを1回だけしかやっててくれません。演奏時間の短さから察するに、贅肉と思われるところはバッサリ削ぎ落しているんでしょうね。

本作『TRUE BLUE』、惜しむらくはギターソロでしょうか。

シンプルさを突き詰めた結果か、ギターソロのフレーズがサビのメロディーをなぞったような形になっており、ちょっと物足りなさを感じてしまいます。

今の構成でも十分かっこいいんですが、ギターソロにもう少し尺を取って凝ったフレーズにしくれてもよかったのにな、というのが私の正直な感想です。

Amazonで試聴できます。

『TRUE BLUE』収録アルバムレビューリンク

※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。
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