今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。
音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そんなV系バンドの中でも”魅せ方”という点で特に異端な存在を放っていたのが『MALICE MIZER』。度重なるメンバー入れ替えの末、2001年に活動を休止しました。
今回は『au revoir』の個別楽曲レビューです。
※『MALICE MIZER』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/MALICE MIZER
『au revoir』の全体概要
基本情報
アーティスト | MALICE MIZER |
曲名 | au revoir |
演奏時間 | 4:52 |
作詞 | Gackt.C |
作曲 | Mana |
編曲 | MALICE MIZER & 島田陽平 |
メジャー2ndシングル。
曲名の読み方は”オ・ルヴォワール”。フランス語で”さようなら”の意味。
『au revoir』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
merveilles | 7 |
La Collection des Singles | 3 |
La Meilleur Selection de MALICE MIZER | 12 |
オリジナルアルバム『merveilles』の7曲目に収録。
また、ファン投票によって選曲されたベストアルバム『La Meilleur Selection de MALICE MIZER』にも収録されています。
※『au revoir』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ピアノとストリングスを中心に構成した、欧州の香り漂う『MALICE MIZER』らしい1曲、『au revoir』。
クラシックっぽい楽器が使われていますが、ドラムはけっこう激しめでテンポも速め。『MALICE MIZER』なりに解釈した”クラシックとロックの融合”的な楽曲と言えるかもしれません。
野蛮さの無い、お上品なクラシックロックです。
1stシングル『ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜』と同じくリーダーのMana様が作曲を担当しています。
『ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜』はポップスの枠をはみ出るほどにカオス個性的な楽曲でしたが、本作『au revoir』はかなり王道な構成。
Aメロ、Bメロ、サビが存在して、ちゃんとサビに向かうにつれて盛り上がっていきます。
アルバム『merveilles』の7曲目収録ですが、丁度いいポジションですよね。
序盤から『MALICE MIZER』の個性的な楽曲が連続する中、ちょっと一息のつける聴きやすい楽曲が7曲目で登場するので、より一層『au revoir』の王道さが際立ちます。
『au revoir』収録アルバムレビューリンク
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