“楽器を持たないパンクバンド”がキャッチコピーのアイドルグループ『BiSH』。そのメンバーの一人であるアユニ・Dのソロプロジェクトが『PEDRO』です。
アイドルのソロとしては珍しくバンド形式になっており、アユニ・D本人がベースの演奏をしているのも特徴ですね(とうとう楽器を持ってしまった!)。
今回は、『PEDRO』のミニアルバム『zoozoosea』の4曲目、『甘くないトーキョー』の個別楽曲レビューです。
※『PEDRO』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PEDRO
『甘くないトーキョー』の全体概要
基本情報
アーティスト | PEDRO |
曲名 | 甘くないトーキョー |
演奏時間 | 3:14 |
作詞 | アユニ・D |
作曲 | 松隈ケンタ |
編曲 | SCRAMBLES |
『甘くないトーキョー』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
zoozoosea | 4 |
ミニアルバム『zoozoosea』の4曲目に収録。
※『甘くないトーキョー』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
イントロなしでアユニ・Dの独唱から始まる楽曲『甘くないトーキョー』。曲の入りは独特ですが、その正体は相変わらずのハイスピードロックナンバーです。
本作『甘くないトーキョー』が4曲目に収録されているアルバム『zoozoosea』ですが、#1~#3まで(前半)と4曲目の本作『甘くないトーキョー』以降(後半)とで歌詞の雰囲気が違うように思います。
前半の#1~#3は言葉遊び優先でナンセンスなフレーズを散りばめた楽曲という感じである一方、後半の#4以降は割とメッセージ性のある楽曲が並んでいるなという印象です。
単なる捉え方の問題と言えばそうなのですが、アルバム『zoozoosea』においては、前半の楽曲より後半の楽曲の方が2人称を意識している感じがするんですよね。アルバムの前半と後半とで歌詞の雰囲気が違うというのはそういう意味です。
ちなみに、私個人としてはアユニ・Dの言葉遊びのセンスを非常に高く買っているので、前半のナンセンスな#1~#3の方が好きだったりします。
それから、本作『甘くないトーキョー』ですが、歌詞の作りが『ゴールデンボンバー』っぽいなと思いました。
例えば、Aメロ。ここの自虐を交えながら共感を誘うフレーズは、鬼龍院翔が歌っていても違和感ないくらい『ゴールデンボンバー』っぽいです。あと、曲の最後に出てくる「金さえあれば~」というゲスなオチのつけ方。これも『ゴールデンボンバー』っぽい。
…毎度のごとく、○○っぽいから何だ、という話ですよね。はい。
ごく少数かもしれませんが、同じ感想を持つ人に”私もそう感じてた!”という気持ちを共有できたらいいなと思い、この文をしたためた次第でございました。
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『甘くないトーキョー』収録アルバムレビューリンク
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