2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!!
影ながら活動を応援していましたが、2017年11月にとうとうメジャーデビューを果たしました!素直におめでとうと言いたいです。
いつか、このバンドがお茶の間レベルで活躍が浸透することを期待しています。
今回は、『フレミング』のレビューです。
※『ポルカドットスティングレイ』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ポルカドットスティングレイ
『フレミング』の全体概要
基本情報
アーティスト | ポルカドットスティングレイ |
曲名 | フレミング |
演奏時間 | 4:03 |
作詞 | 雫 |
作曲 | 雫 |
編曲 | ポルカドットスティングレイ |
『フレミング』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
全知全能 | 4 |
1stフルアルバム『全知全能』の4曲目です。
※『フレミング』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
古き良き日本の歌謡曲風なイントロで始まる1曲、『フレミング』。
イントロほど色濃くはないですが、全体的に歌謡曲風な雰囲気がただよっていますね。ただ、メロディーに対する歌詞の乗っけ方は今風の詰め込みっぷりで、一部はラップっぽくもあります。この辺り、歌謡曲風な曲調と今風の歌い方がギャップになっていておもしろいです。
ところで、曲名に『フレミング』とついていますが、これがどういう意味を含んでいるのかが謎なんですよね。
『フレミング』といえば、”このケースは右手なの?左手なの?”と理系高校生を悩ませるフレミングの法則がまず頭に浮かんできます。
フレミングの法則のキーワードである”右手”、”左手”、”電流”、”磁界”といったワードは歌詞には出てきませんし、それに繋がるような言葉も出てきません。楽曲自体はむしろ理系臭はなく、センチメンタルな哀愁で満ちているタイプです…。
んー…もう少し深堀してみますか。
フレミングの左手の法則って、磁場の中に存在する物体に電流を流すと、とある方向に勝手に動き出すってことを示しているんですよね。で、おもしろいことに、磁界の方向と電流の流れる方向、物体の動く方向がそれぞれ全然バラバラの向きなんですよ。勝手に物体が動き出すとは言っても、磁界の方向に沿うわけでも、電流の方向に沿うわけでもないんです。
まぁ、それぞれの方向に対する法則はある(磁界の方向と電流の流れる方向が決まれば、物体の動く方向は決まる)んで、それを左手の指で表現しているわけですが。
って、ここで物理学の話をしたいわけじゃないんです。
本作『フレミング』、見えない力によって予期せぬ方向へ突き動かされるというエッセンスをあのフレミングの法則から抜き出したんじゃないかなと。
歌詞を聴くと、”自分自身の存在に対する疑い”と”別れ”が歌われています。ちょっと強引かもしれませんが、自分の意志とは無関係にやってきた別れを”見えない力によって予期せぬ方向へ突き動かされる”ことを示したフレミングの法則に重ねていると考えられるのではないでしょうか。
…さすがにこじつけがひどいですかね 笑。
皆さんはどう思いますか?この『フレミング』という曲名の意味を。
Amazonで試聴できます。
『フレミング』収録アルバムレビューリンク
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