2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』!
実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。
メンバーの中ではボーカルの『やくしまるえつこ』がソロでも曲を出したりと、割と有名なんじゃないでしょうか。
今回は、『シフォン主義』の1曲目『スマトラ警備隊』のレビューです。
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『スマトラ警備隊』の全体概要
基本情報
アーティスト | 相対性理論 |
曲名 | スマトラ警備隊 |
演奏時間 | 2:42 |
作詞 | 真部脩一 |
作曲 | 真部脩一 |
編曲 | ? |
『スマトラ警備隊』とはいったい…。
その疑問は曲を聴いても解くことはできません。むしろ、聴けば聴くほど謎は深まるばかりです。
『スマトラ警備隊』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
シフォン主義 | 1 |
『シフォン主義』の1曲目に収録されています。
※『スマトラ警備隊』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ボーカル、ギター、ベース、ドラムで構成されたシンプルなバンドサウンドの曲です。
曲を通して左がクリーンギター、右が歪んだギターのまま、音色が変わることもないくらいシンプルです。
イントロの一発目、楽器を縦に合わせてひたすら叩き付けるフレーズから始まります。
ハイテンポで勢い任せな曲かと思っていると、歌が始まるやいなや、『やくしまるえつこ』の感情のこもっていないボーカルにマジかよとなります!
そしてひたすら意味の分からない歌詞を歌い続けます…!
ただ、歌詞とメロディーの相性は抜群です!一度聴いたら忘れられないこと間違いないです。
サビの頭で「太平洋」、「CIA」、「新幹線」といった単語が出てきますが、この言葉のノリがメロディーが絶妙にマッチしており、ダジャレっぽい歌詞も相まって、とっても耳に残ります!
「太平洋」も「CIA」も「新幹線」も、カタカナで書けば6文字ですが、音にすれば3音ですからね。
ふざけているようで、言葉選びは非常に計算されているんじゃないでしょうか。ここまでメロディーにマッチして、かつ、ダジャレっぽくしながらダサくはない言葉。なかなか思いつかないです。
最初は”変な曲”という感想を持っても、何度も聴いているうちに”すごいセンスだな”って思えてきます。
『スマトラ警備隊』、終始こんな感じです。ハマる人はハマるんじゃないでしょうか。
しかし、改めて聴いてみると、サビは息継ぎのタイミングが難しそう。
カラオケで歌ってみるときはご注意ですね。
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