日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。
YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。
再結成後もレジェンドとしての貫禄を見せつけ続けてほしいですね。
今回は、『X JAPAN』の楽曲、『Es Durのピアノ線』のレビューです。
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN
『Es Durのピアノ線』の全体概要
基本情報
アーティスト | X JAPAN |
曲名 | Es Durのピアノ線 |
演奏時間 | 1:53 |
作詞 | – |
作曲 | YOSHIKI |
編曲 | YOSHIKI |
ピアノ一本のインスト曲。
『Es Durのピアノ線』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Jealousy | 1 |
メジャー2ndオリジナルアルバム『Jealousy』の1曲目に収録。
※『Es Durのピアノ線』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
アルバム『Jealousy』の1曲目を飾る、ピアノインスト曲が本作『Es Durのピアノ線』。
曲名についている「Es Dur」はドイツ語ですね。
これ、どうやって読むのがいいのしょう。調べ方の一例ですが、Google翻訳に「Es Dur」と入力してドイツ語を指定した後、スピーカーマークをクリックすると一応発音してくれます。便利な時代ですね。これをやってみたところ、私には”エス ドゥーア”と聞こえました。
「Es Dur」の意味は”変ホ長調”だそうです。いや、”変ホ長調”と言われても馴染みがない言葉ですよね。「Es」がドイツ語で音階を表している部分です。英語で言えば”E♭”。現代の日本語的に言えば”ミのフラット”です。そして「Dur」が”長調”を意味しています。英語で言えば”major”という言葉が適当でしょうか。
わざわざドイツ語で曲名をつけているのは、きっとクラシック音楽を意識しているのでしょう。
クラシック音楽の本場と言えばドイツ語圏で、クラシックの名曲たちには元々ドイツ語の曲名がついていたりしますからね。
本作『Es Durのピアノ線』は上述の通りピアノインスト曲ですので、聴き心地はなんだかクラシックっぽいです(悲しき語彙力)。
とは言え、本作『Es Durのピアノ線』は『X JAPAN』の楽曲です。
ピアノがキレイなメロディーを奏でているかと思ったら、終盤で突然曲が崩壊していきます。2分にも満たない短い楽曲ですが、後半の崩壊感にはなかなかハマります。
インスト楽曲というと捨て曲的な印象があるかと思いますが、本作『Es Durのピアノ線』はアルバム『Jealousy』の1曲目として、しっかりリスナーの耳を掴んできます。
決して捨て曲ではありません!
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『Es Durのピアノ線』収録アルバムレビューリンク
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