日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。
YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。
2007年の再結成とその後の新たな飛躍を天国のHIDEも喜んで見守ってくれていると信じています。
今回は、『X JAPAN』の楽曲、『VANISHING LOVE』のレビューです。
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN
『VANISHING LOVE』の全体概要
基本情報
アーティスト | X JAPAN |
曲名 | VANISHING LOVE |
演奏時間 | 6:01 |
作詞 | YOSHIKI |
作曲 | YOSHIKI |
編曲 | X |
『VANISHING LOVE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Vanishing Vision | 2 |
PERFECT BEST (Disc 1) | 6 |
インディーズアルバム『Vanishing Vision』の2曲目に収録。
※『VANISHING LOVE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
曲名から察するに、インディーズアルバム『Vanishing Vision』の目玉曲であると思われる作品、『VANISHING LOVE』。
その正体は、約6分にもわたるノンストップのハイスピードロックナンバーです。
本作『VANISHING LOVE』、BPMは200近いのではないでしょうか。このテンポかつ演奏時間の中、16分音符でバスドラムを連打する箇所が数えきれないほどあります。
こんな演奏、インディーズ時代の若さがあったからこそできる芸当だったはず。いや、それでも無理してたんじゃないかな。そりゃYOSHIKIも身体を傷めますよ 笑。
とにかくハイスピードな演奏に耳を奪われてしまう『VANISHING LOVE』ですが、この当時からYOSHIKIの紡ぐ歌メロの美しさも楽しむことができます。
私のお気に入りは2:20くらいから流れ出す最初のサビっぽいところ。Toshlのハイトーンボイスでコーラスアレンジされた歌メロが印象的でかっこいいです。
ここ、かなりかっこいいパートなんですけど、約6分もある曲の中で1度だけしか登場しません。なので、“サビっぽい”という曖昧な表現を使いました。もっとふんだんに繰り返せばいいのにと思う一方、こんな美味しいところをもったいぶらずに1度だけの使用にとどめるのも、Xというバンドのセンスなのかなと思う次第です。
VANISHING VISION 2000年 (型番XXC-1001) (Amazonリンク)
(『Vanishing Vision』のAmazonリンクです。『Vanishing Vision』の過激なジャケットを表示させるとGoogle先生に怒られそうなので、文字リンクの配置とさせてください。)
『VANISHING LOVE』収録アルバムレビューリンク
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN