個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ZONE/大爆発 NO.1

投稿日:2018年9月9日 更新日:

“バンド”でも”アイドル”でもない“バンドル”という新しいジャンルで活動を始めた4人組グループ『ZONE』。

途中で本当に楽器を演奏し始めたため、いわゆる”ガールズバンド”になっていったわけですが、デビュー当時の”楽器を演奏するフリをして踊る”というバンドルスタイルは後年『ゴールデンボンバー』が開拓したエアーバンドの元祖だったのでは…と、今になって思います。

今回は、『ZONE』の楽曲、『大爆発 NO.1』のレビューです。

※『ZONE』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ZONE

cup

『大爆発 NO.1』の全体概要

基本情報

アーティストZONE
曲名大爆発 NO.1
演奏時間4:03
作詞和田勝彦
作曲和田克比古
編曲彦摩呂

2ndシングル。

『大爆発 NO.1』収録アルバム

アルバム名トラック#
Z3
E 〜Complete A side Singles〜 (Disc 1)2

1stオリジナルアルバム『Z』の3曲目に収録。

※『大爆発 NO.1』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

なにって、『大爆発 NO.1』という曲名が素敵ですよね!

もう、ヒットさせる気ないでしょって曲名。いや、まさかヒットを見込んで『大爆発 NO.1』なんて曲名をつけないですよね?

“次回のシングルは『大爆発 NO.1』です!”って知らせを受けたとき、当時『ZONE』のメンバーがどう思ったのか、気になるところです 笑。

楽曲の内容も『大爆発 NO.1』という曲名通り、なかなかにバカっぽいです。

曲を聴けばわかるのですが、「大爆発」の対象は「恋」だそうです。「恋が大爆発」なんだと。まぁ、そこはそうですかということで受け入れます。

問題は「NO. 1」の方です。

楽曲中では「NO. 1は素晴らしい」と表現されていますが、「大爆発」との関係性については言及されていないのです…!

バカっぽさだけを漂わせ、謎を残したまま散ってゆく『大爆発 NO.1』という言葉とはいったい…。

最後に、こちらをご覧ください。本作『大爆発 NO.1』のジャケットです。

メンバーの顔を切り取って強引に張り付けたようなジャケット。

背景はヨーロッパの地図だと思いますが、なぜヨーロッパが選択されたのかは謎。全然楽曲と関係ないし。

…やっぱ売る気ないでしょ…!

…ちょっと酷い扱いをしてしまいましたが、私は本作『大爆発 NO.1』がけっして嫌いなわけでは無いです。むしろけっこう好きな部類の楽曲。

バカっぽい歌詞とノリのいいバンドサウンドがリスナーに元気をくれるのは間違いないです。

キボウニズバババーン!

『大爆発 NO.1』収録アルバムレビューリンク

※『ZONE』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ZONE

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】ポルカッドットスティングレイ/ポルカドット・スティングレイ

2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!! 女性ボーカルとギター、ベース、ドラムといった、シンプルな構成の4人ロックバンドで …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/Rejuvenescence

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 90年代後半はソロで大成したRYUICHIこと『河村隆一』のインパクトが良くも悪くもバンド …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/鬼と桜

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 アンダーグラウンドで知的で過激。当時の10代リスナーはある種の選民思想を抱きながら『PIERROT』の …

【個別楽曲レビュー】B’z/泣いて 泣いて 泣きやんだら

ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。 日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録を保持している『B’z』ですが …

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/夜汽車

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。 エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。 このまま『 …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。