個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】GLAY/I’m in Love

投稿日:2018年5月23日 更新日:

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。

耳馴染みの良いポップなメロディーと奇を衒わない素直な言葉で、J-POPの王道ともいえる音楽を世に繰り出し、人々を魅了してきました。

一方、類まれなる商業的な成功を収めたがために成功者ゆえの苦悩を歌った楽曲も存在します。こういった、少し影のある姿を時折見せてくれるのも、『GLAY』の魅力の一つですよね。

今回は、『GLAY』の個別楽曲『I’m in Love』のレビューです。

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

womens-day

『I’m in Love』の全体概要

基本情報

アーティストGLAY
曲名I’m in Love
演奏時間6:35
作詞TAKURO
作曲TAKURO
編曲GLAY& 佐久間正英

『I’m in Love』収録アルバム

アルバム名トラック#
pure soul11
DRIVE-GLAY complete BEST (DISC 1)12
THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜 (Disc 2)4

オリジナルアルバム『pure soul』の11曲目に収録。本作がアルバム『pure soul』の最終トラックです。

※『I’m in Love』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

アルバム『pure soul』の最後を飾るのは、大勢の合唱によるパーティーソング『I’m in Love』。

6分半にも及ぶ楽曲ですが、後半は延々とサビの同じフレーズを繰り返す形式。

このタイプの曲を聴くと、どうしても『The Beatles』の『Hey Jude』を連想してしまうんですよね。やはり、元祖後半延々ソングと言えば『The Beatles』の『Hey Jude』でしょう。

『GLAY』のメインコンポーザーであるTAKUROは『The Beatles』の影響を受けているらしいので、『I’m in Love』の構成について多少なりとも『Hey Jude』にインスパイアされているんじゃないかなと、勝手に思ってます。

本作『I’m in Love』、とにかく温かくて純粋に良い曲です。

アルバム『pure soul』は後半に行くほどカオスになっていく印象があるのですが、締めに本作『I’m in Love』を置くことで、”アルバム『pure soul』って温かくて優しい作品だったな”という聴き心地になります。

アルバム『pure soul』をその言葉が意味する通りに仕立て上げるという、けっこう重要なポジションを担っているのが本作『I’m in Love』ですね。

Amazonで試聴できます。

『I’m in Love』収録アルバムレビューリンク

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】the brilliant green/愛の 愛の星

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!! UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二です! そんな『the …

【個別楽曲レビュー】GLAY/Christmas Ring

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 ヒットソングだけを取り出してみれば、確かに耳馴染みの良い王道J-POPな楽曲で溢れていますが、ひとたび『GLAY』の …

【個別楽曲レビュー】ポルカッドットスティングレイ/ハルシオン

2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!! 女性ボーカルとギター、ベース、ドラムといった、シンプルな構成の4人ロックバンドで …

【個別楽曲レビュー】GLAY/生きてく強さ

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 『GLAY』の商業的全盛期はTAKUROがメインコンポーザーとしてシングルA面楽曲の全てを作詞作曲していましたが、2 …

【個別楽曲レビュー】黒夢/LAST PLEASURE

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 ヴィジュアル系にカテゴライズされるイメージがありますが、その音楽性はアルバムをリリースする度にガラッと変わっており、一つのジャンルで …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。