2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
ギラギラとした妖しい雰囲気はそのままに、復活後の彼らの楽曲には溢れんばかりの優しさを感じます。
離れ離れになっていた十数年という時間の中、『THE YELLOW MONKEY』というバンドが誕生した奇跡について、ある種悟りのようなものをメンバーたちが感じ取った結果なのかもしれませんね。
今回は、アルバム『9999』の2曲目、『天道虫』レビューです。
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『天道虫』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | 天道虫 |
演奏時間 | 3:46 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
2018年にリリースされた配信シングル。
『天道虫』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
9999 | 2 |
オリジナルアルバム『9999』の2曲目に収録。
※『天道虫』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
福本伸行原作の漫画”天 天和通りの快男児”のドラマ主題歌になった本作『天道虫』。
“天 天和通りの快男児”を読んだことがある方ならわかりますが、本作『天道虫』はこの内容をしっかりと踏襲した歌詞になっています。特に麻雀がわかる方ならニヤニヤが止まらないでしょう 笑。
ちなみに、私は原作の”天 天和通りの快男児”を読んだことがありましたし、麻雀もできますので、本作『天道虫』の麻雀用語詰め込みっぷりには驚きました 笑。
本作『天道虫』には麻雀に関するいろんなワードが出てきますが、個人的に好きなフレーズは1番Aメロに登場する「猛毒の葉っぱ~」という部分です。
これ、おそらく”麻雀マット”を比喩したフレーズなんですよね。麻雀を遊ぶときは牌がテーブルに当たった時に大きな音が鳴らないよう普通は”麻雀マット”を敷くのですが、これがまさに「猛毒の葉っぱ」のような濃い緑色なのです!
『天道虫』がうごめくフィールドを「猛毒の葉っぱ」と比喩するという発想が、生々しくも非常に詩的で素敵です。
あと、2番Aメロにド下ネタのようなカタカナ4文字のワードが突然出てきますが、これも麻雀用語の一つ(麻雀牌の種類の一つ)です。
直前の「めくらば」という動詞が麻雀的にも下ネタ的にも二重の意味で上手に噛み合っているので、麻雀のことを知らなかったら、”なんでいきなり下ネタぶち込んでるの?”となってしまうところでしょう。
まさに、麻雀のことを知っている人ならニヤッとくるポイントです。
『天道虫』収録アルバムレビューリンク
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