2017年、ブレイク間違いなし(と思っていたけど、あんまりそうでもなかった)バンド、『ポルカドットスティングレイ』!!
女性ボーカルとギター、ベース、ドラムといった、シンプルな構成の4人ロックバンドです。
今回は『夜明けのオレンジ』の個別楽曲レビューです。
※『ポルカドットスティングレイ』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ポルカドットスティングレイ
『夜明けのオレンジ』の全体概要
基本情報
アーティスト | ポルカドットスティングレイ |
曲名 | 夜明けのオレンジ |
演奏時間 | 3:25 |
作詞 | 雫 |
作曲 | 雫 |
編曲 | ポルカドットスティングレイ |
『極彩』の中で一番演奏時間の短い曲です。アルバム『極彩』は作詞・作曲とも全てボーカルの雫が担当しているようです。
『夜明けのオレンジ』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
極彩 | 2 |
大正義 | 6 |
全知全能 | 7 |
『極彩』の3曲目です。『極彩』は全3曲収録なので、本作『夜明けのオレンジ』が最後のトラックになります。
『大正義』収録のほうは”大正義 ver.”で、『極彩』収録のもとは微妙にアレンジが異なっています。なお、『大正義』収録の『夜明けのオレンジ』はCDのみのボーナストラック扱いです。
さらに、1stフルアルバム『全知全能』には”全知全能 ver.”で収録。
※『夜明けのオレンジ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
曲の構成がおもしろいですね!ワンコーラスが”Aメロ→Bメロ→サビ→Bメロ”で1セットになっています。サビの後にもう一度Bメロを繰り返しているのが珍しいです。そのせいか、ちょっとサビの印象が薄まっているように思います。
ただ、サビが目立てば正義ってわけではないとも思ってます。サビの目立つ曲は第一印象はいい代わりに飽きやすいという面もありますし。
表現は正しくないかもしれませんが、サビが目立たないけどかっこいい曲って、洋楽っぽくてちょっとおしゃれな感じがしません?
曲の最後はAメロで締めてるのもおもしろい!
サビよりも印象的なのは、イントロ等で流れる右チャンネルのギターではないでしょうか?ある種不気味な音色とフレーズがやけに耳に残ります。
『ポルカドットスティングレイ』は、どの曲も右チャンネルのギターが楽曲の個性を出すのに大きな役割を持っていますね。
ワンコーラスの中でサビを挟んで2回出てくるBメロですが、ここはベースが聴きどころです!歌うようなベースがいいですね。
2番のサビ前Bメロは、ここだけ他のBメロとリズムパターンを大きく変えていて、リスナーを飽きさせない工夫を感じます。
メロディーへの言葉の載せ方もおもしろいです。
Aメロによく出てくるフレーズですが、小さい”つ”に1音割かない載せ方、けっこう好きです。小さい”つ”に1音当ててしまうと、日本語の持つもともとのリズムが崩れちゃって、聴いてて美しくないんですよね。
この曲では、他にも、”ん”の使い方や”ア行”の使い方が上手で、作詞作曲の際には結構メロディーへの言葉の載せ方にこだわっているんじゃないでしょうか。
こういった“言葉とメロディーの組み合わせ”に注意して聴いてみるのと、本作 『夜明けのオレンジ』 がより一層楽しんで聴けると思います。
『夜明けのオレンジ』収録アルバムレビューリンク
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