エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。
エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。
このまま『女々しくて』の一発屋として消えていかないことを…願っています!
今回は『ゴールデンボンバー』の個別楽曲、『愛なんていらねいよ』のレビューです。
※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー
『愛なんていらねいよ』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゴールデンボンバー |
曲名 | 愛なんていらねいよ |
演奏時間 | 2:53 |
作詞 | 鬼龍院翔 |
作曲 | 鬼龍院翔 |
編曲 | tatsuo & 鬼龍院翔 |
演奏時間は3分を切る、短めの曲。
『愛なんていらねいよ』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ゴールデン・アルバム | 12 |
『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』の12曲目収録です。
※『愛なんていらねいよ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『愛なんていらねいよ』、曲名通りストレートに「強がり」を歌った1曲。
スピード感のある曲調で、演奏はメタルっぽいです。ドラムがズダダダしてて、ギターがズクズクやってる、あの感じです(伝わりますよね)。ただ、あくまでも演奏はサブの扱いで、全体的に歌を引き立てるようなアレンジになっています。メタルにありがちな長いイントロもアウトロもないですし。
このメタルな曲調の上には、『ゴールデンボンバー』らしく、かなりポップな歌メロが乗っかります。こんなに覚えやすいメロディーを作れるのは、さすが鬼才・鬼龍院翔といったところ。特に、曲名の『愛なんていらねいよ』ってフレーズが歌詞として乗るメロディーは秀逸です。「強がり」を込めた”勢い”と、完全には捨てきれない”切なさ”が同居している感じがします。
本作『愛なんていらねいよ』は『ゴールデン・アルバム』収録曲なのですが、このアルバム、既出のシングル(リミックス含む)やそのカップリング曲が半分近くを占めていて、純粋な”アルバム曲”はけっこう少な目なんです。しかも、曲の完成度は既出のシングル/カップリング曲の方が高いという印象。(完成度が低いというか、ネタ曲が多いです。『デスメンタル』とか、『成龙很酷』とか)
そんな中、数少ない純粋なアルバム曲であり、既出曲にも負けず劣らずのクオリティを持っている本作『愛なんていらねいよ』は、『ゴールデン・アルバム』の隠れた看板曲だと思っています。
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『愛なんていらねいよ』収録アルバムレビューリンク
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