伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。
カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。
『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。
今回は、『50%&50%』のレビューです。
※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide
『50%&50%』の全体概要
基本情報
アーティスト | hide |
曲名 | 50%&50% |
演奏時間 | 4:41 |
作詞 | 森雪之丞 |
作曲 | hide |
編曲 | hide |
2ndシングル表題曲。1stシングル『EYES LOVE YOU』との同時発売でした。
作詞はhideではなく森雪之丞が担当。この方、ドラゴンボールZの『CHA-LA HEAD-CHA-LA』など、有名な曲の作詞を数えきれないくらい担当されています。
『50%&50%』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
HIDE YOUR FACE | 15 |
hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜 | 4 |
hide SINGLES 〜Junk Story〜 | 2 |
1stオリジナルアルバム『HIDE YOUR FACE』の15曲目に”CRISTAL LAKE VERSION”で収録。
※『50%&50%』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
おもちゃ箱をひっくり返したような、バラエティに富んだ1曲、『50%&50%』。
hideのソロ活動始動シングルということもあり、『X』の楽曲と差別化を図ったというところでしょうかね。『X』の楽曲の持つ耽美的で攻撃的なイメージはなく、ポップで遊び心に溢れた1曲に仕上がっています。
上にも書きましたが、本作『50%&50%』の作詞は、『hide』ではなく“森雪之丞”が担当しています。後々の『hide』自身が作詞した作品を知ってから振り返ると、本作『50%&50%』もまるで『hide』が作詞したかのような世界観になっていることに驚きです。
ただ、作品の時系列で考えれば、森雪之丞が作詞した世界観に『hide』が影響を受け、後々の個性的な世界観を世に送り出すきっかけになったと言えるかもしれません。
いずれにせよ、ソロ活動開始直後の当時、”Xのギタリスト”であった『hide』に対して、『X』のイメージとはかけ離れた、こんなポップで遊び心のある詞を提供した森雪之丞、恐るべしです…!
なんだか森雪之丞を持ち上げる形で終わってしまいそうですが、『hide』の曲と森雪之丞の紡ぐ言葉、その化学反応を楽しめるのが本作『50%&50%』です!
『50%&50%』収録アルバムレビューリンク
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