2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』!
実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。
最初のミニアルバム『シフォン主義』の発表から10年以上が経過した現在、当時の勢いを感じられていないというのが正直なところ。もう一度我々をざわつかせてくれる日を待っています。
今回は、『シンクロニシティーン』の2曲目『ミス・パラレルワールド』のレビューです。
※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論
『ミス・パラレルワールド』の全体概要
基本情報
アーティスト | 相対性理論 |
曲名 | ミス・パラレルワールド |
演奏時間 | 3:47 |
作詞 | 真部脩一 & ティカ・α |
作曲 | やくしまるえつこ & 永井聖一 & 真部脩一 & 西浦謙助 |
編曲 | ? |
作詞にクレジットされている”ティカ・α”とはやくしまるえつこの別名義。
作曲は『相対性理論』の初期メンバー全員が関わっているという格好。
『ミス・パラレルワールド』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
シンクロニシティーン | 2 |
『シンクロニシティーン』の2曲目に収録されています。
※『ミス・パラレルワールド』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『相対性理論』に『シフォン主義』というアルバムがありまして。そのアルバムに『LOVEずっきゅん』という楽曲が収録されています。こちらは『LOVEずっきゅん』のMVです。
このMVの中で、画面上部に”世界のきょうの天気”が表示されます。東京 晴れ、ウェストメルボルン くもり…など。
“世界のきょうの天気”に出てくる都市、けっこうマイナーなものが多く、何の脈絡もないのですが、各都市の頭文字を繋げると…
本作『ミス・パラレルワールド』のサビのフレーズになります!
…だから何だって話ではありますが 笑。
MVを見ると、『LOVEずっきゅん』と『ミス・パラレルワールド』に関連がありそうなのですが、個人的には、『LOVEずっきゅん』よりも『ハイファイ新書』収録の『四角革命』の方が本作『ミス・パラレルワールド』に近いものを感じます。
「ひみつの組織」だとか「遠い未来」だとか、SFチックなワードのせいでしょうかね。
本作『ミス・パラレルワールド』、『相対性理論』らしい楽曲なのですが、サビの「パラレル」連呼はちょっと狙い過ぎているような気がして、ハマりきれなかったってのが正直な感想です。天然のフリしたあざとい女のような、そんな臭いを感じ取ります。
…確かに記憶には残るんですけどね 笑。
『相対性理論』にはもう一捻りを期待したいです。
Amazonで試聴できます。
『ミス・パラレルワールド』収録アルバムレビューリンク
※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論