『the brilliant green』はもっと評価されるべき!!
UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二です!
そんな『the brilliant green』のメンバ構成は女性ボーカルとベースの2人組となっています。元々は3人組でしたが、2010年にギターが脱退して今の形になりました。
今回は、『the brilliant green』の個別楽曲、『愛の 愛の星』のレビューです。
※『the brilliant green』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/the brilliant green
『愛の 愛の星』の全体概要
基本情報
アーティスト | the brilliant green |
曲名 | 愛の 愛の星 |
演奏時間 | 3:53 |
作詞 | 川瀬智子 |
作曲 | 奥田俊作 |
編曲 | the brilliant green |
7thシングル。
曲名の表記ですが、正しくは『愛の 愛の星』のスペース部分に”ハートマーク”が入ります。
『the brilliant green』のシングルとしては、初めての3分台の楽曲。
『愛の 愛の星』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
TERRA2001 | 2 |
complete single collection ’97-’08 | 7 |
2ndアルバム『TERRA2001』の2曲目に収録。
※『愛の 愛の星』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『愛の 愛の星』という曲名を見た時に感じる印象ってどんなでしょう。
『西野カナ』なら、「キラキラ☆彼とラブラブ(ハート)♪」って感じの曲を繰り出してくるのではないでしょうか。喉が焼けるほど甘い外国産のチョコレートみたいな、そんな曲。
一方、『the brilliant green』はどうでしょう。
確かに、今までの『冷たい花』や『長いため息のように』に比べれば明るい曲です。
ただ、突き抜けた明るさではなく、UKロックを基本とした左チャンネルに歪んだギター、右チャンネルにアコースティックギターで、『the brilliant green』なりの『愛の 愛の星』を表現した1曲になっています。
川瀬智子の持つアンニュイなのにメルヘン感のある歌声のせいなのか、全体的に切なさを帯びた明るさを感じます。
そういう意味では、曲名と曲調にギャップのある1曲と言えますね。
もしかすると、『the brilliant green』の持ち味であるUKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のボーカルでは、100%明るくて甘い曲って表現できないのかもしれません。
ちなみに、その約14年後に念願の(?)甘いバージョンがソロのほうで出ています。
最後に、この曲で一番好きなところを。
それは2番のサビ頭の、楽器のブレイク時に聴けるため息交じりな歌声です。
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『愛の 愛の星』収録アルバムレビューリンク
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