エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。通称”金爆(きんばく)”。
自分たちの好きなことをするため、あえてメジャーデビューを選ばずにインディーズで活動を続ける姿は、まさにロックと言えるのではないでしょうか。純粋にかっこいいと思えます。
今回は、『†ザ・V系っぽい曲†』の個別楽曲レビューです。
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『†ザ・V系っぽい曲†』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゴールデンボンバー |
曲名 | †ザ・V系っぽい曲† |
演奏時間 | 5:39 |
作詞 | 鬼龍院翔 |
作曲 | 鬼龍院翔 |
編曲 | tatsuo & 鬼龍院翔 |
『ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜』収録曲の中では最も演奏時間の長い楽曲。
『†ザ・V系っぽい曲†』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜 | 2 |
ザ・パスト・マスターズ Vol.1 | 5 |
『ゴールデン・アワー〜上半期ベスト2010〜』の2曲目に収録。
『ザ・パスト・マスターズ Vol.1』には9thシングル『また君に番号を聞けなかった』のカップリングとなっていたアレンジ違い版が収録されています。
※『†ザ・V系っぽい曲†』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
曲名通り、まさに『†ザ・V系っぽい曲†』。両端に装われた”†(ダガー)”マークが十字架っぽく、そこから漂う中二病臭も高ポイント。
とにかく、アレンジというか曲調がV系っぽさ全開です。
イントロのナルシスティックなギターフレーズはヴィジュアル系のステレオタイプそのもののような耳触り。車の中でかかってたら、”あ、この人ヴィジュアル系好きなんだ…”って間違いなく思われるほど、ザ・V系っぽい音!
このイントロやサビで使われるリズムは、V系の大御所『LUNA SEA』の『ROSIER』を彷彿とさせますね。一つ前の小節に食い込む、前のめりなシンコペーションを使ったリズム。
『†ザ・V系っぽい曲†』にこの『ROSIER』のリズムを採用したのはさすが鬼龍院翔!曲名通り、一気にV系の色が濃くなります。
他にも、シャウトの仕方だったり、Aメロの左右から交互にズレて聴こえるツインギターだったり、V系っぽさが随所に散りばめられています。ネタ曲でしょうが、アレンジのこだわりは半端ないです!
歌詞の方はV系バンドの追っかけ、いわゆるバンギャの気持ちを歌ったものになっています。私はバンギャではありませんが、なんとなく言わんとすることはわかります 笑。
あとは中盤の自虐が素晴らしいです。この自虐の仕方はエアーバンドである『ゴールデンボンバー』にしかできないでしょう 笑。
何度聴いてもテンション上がります!
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