2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。
女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。
メンバーが楽曲制作に携わる場合、ボーカルが作詞を担当するケースが多いのがJ-POPですが、『GARNET CROW』はキーボードのAZUKI七が作詞し、ボーカルの中村由利は作曲を担当しています。『GARNET CROW』特有とも言える、少し変わった役割分担ですね。
今回は、アルバム『Crystallize 〜君という光〜』の4曲目、『泣けない夜も 泣かない朝も』のレビューです。
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW
『泣けない夜も 泣かない朝も』の全体概要
基本情報
アーティスト | GARNET CROW |
曲名 | 泣けない夜も 泣かない朝も |
演奏時間 | 4:11 |
作詞 | AZUKI七 |
作曲 | 中村由利 |
編曲 | 古井弘人 |
13thシングル。
『泣けない夜も 泣かない朝も』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Crystallize 〜君という光〜 | 4 |
Best (Disc 2) | 3 |
THE BEST History of GARNET CROW at the crest… (Disc 1) | 13 |
THE ONE 〜ALL SINGLES BEST〜 (Disc 2) | 1 |
オリジナルアルバム『Crystallize 〜君という光〜』の4曲目。
他にも様々なベストアルバムに収録されています。
※『泣けない夜も 泣かない朝も』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『泣けない夜も 泣かない朝も』、『GARNET CROW』の楽曲にしては珍しく、外部の人が歌う“ラップ”が取り入れられた作品になっています。
『GARNET CROW』の楽曲はヒップホップとは無縁な、言葉は難しいですが、いい意味で”地味な”、そういう印象があるため、まさかラップを導入するとは…という感想ですね。
しかもシングルの表題曲で!
けっこうな冒険です 笑。
もちろん、アーティストとして新しいものを取り込んでいく姿勢は大事ですので、ラップを導入したことは悪いこととは思っていません。ただ、当時のファンは…正直なところ、”コレジャナイ”と思ったんじゃないでしょうかね 笑。
ちなみに、私が『GARNET CROW』の楽曲をがっつり聴き始めたのは2005年リリースの『Best』がきっかけだったので、本作『泣けない夜も 泣かない朝も』がリリースされた当時(2003年)の衝撃(?)をリアルタイムに味わっていません。
それでも、『Best』を聴きながら『泣けない夜も 泣かない朝も』が流れ出したときは、多少驚きました 笑。
とはいえ、『GARNET CROW』のイメージとのギャップから、最初は違和感を感じるラップですが、慣れれば普通に馴染んできます。
何度もヘビロテしたいほどハマる楽曲ではありませんが、流れてたら飛ばしたくなるほどでもない楽曲、アルバムを通して聴いていればなんとなく聴き流せてしまう、そんな位置づけですね。
『泣けない夜も 泣かない朝も』収録アルバムレビューリンク
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