伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。
カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして若くして迎えてしまった死…。
『hide』を聴いたことがある人なら、おそらく誰しも思ったんじゃないでしょうか、”今も生きてたら、どんなことして楽しませてくれてたんだろう”って。
今回は、個別楽曲『DAMAGE』のレビューです。
※『hide』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/hide
『DAMAGE』の全体概要
基本情報
アーティスト | hide |
曲名 | DAMAGE |
演奏時間 | 4:34 |
作詞 | hide |
作曲 | hide |
編曲 | hide |
『DAMAGE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
PSYENCE | 4 |
KING OF PSYBORG ROCK STAR | 2 |
We Love hide 〜The Best in The World〜 (DISC 2) | 5 |
オリジナルアルバム『PSYENCE』の4曲目に収録。
非シングル曲ながら、いくつかのベストアルバムにも収録されています。ただし、『hide』のベストアルバムで最も有名な作品と思われる『hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜』には未収録。
※『DAMAGE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
アルバム『PSYENCE』の中でも、『BACTERIA』と並んで激しい楽曲、『DAMAGE』。
曲調はまさに『hide』の奏でるロックで、1stアルバムの『HIDE YOUR FACE』収録曲で言えば『DICE』と『DOUBT』を足して2で割ったような感じです。早口の歌メロは『DICE』っぽくあり、ボーカルに歪んだエフェクトがかかっているところは『DOUBT』っぽくあり、といった印象。
『DICE』や『DOUBT』との違いを挙げるとすると、本作『DAMAGE』は、サビのメロディーがよりキャッチーなところでしょうか。あと、Aメロの歌い方はちょっとラップっぽいリズムが感じられます。これも『DAMAGE』らしいところですね。
ところで、アルバム『PSYENCE』の収録曲って半分くらい(インストを除けば半分以上)が『hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜』に収録されています。
『hide』の死後、しばらく経ってから『hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜』で『hide』の音楽に触れ始めた人もけっこういると思うんですよね(私もその口です)。
そんな人にとって、『hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜』と重複曲の多いアルバム『PSYENCE』を改めて聴く理由ってなんだろうか。
そう考えたときの答えの一つが、本作『DAMAGE』なのかな、と思いました。
せっかく『hide BEST 〜PSYCHOMMUNITY〜』で『hide』の魅力を知ったのなら、彼らしさ溢れるこの曲を聴かないままではもったいないですよ。
Amazonで試聴できます。
『DAMAGE』収録アルバムレビューリンク
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